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【海外発!Breaking News】ファッションモデル失業の危機? 「D&G」ショーでドローンがバッグを吊るしランウェイを舞う(伊)

TechinsightJapan / 2018年2月28日 13時48分

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イタリア・ミラノで2月21日から27日まで開催された「ミラノ・ファッションウィーク」。そこから珍しいニュースが飛びこんできた。テクノロジーの発展がこんなところにも影響を与えていることには驚くばかり。バーチャルインフルエンサーの美少女、サイボーグ、ドローンなどがファッションショーという意外な舞台で大活躍したのだ。

カルチャー系メディア『THE CUT』が伝えたところによれば、ミラノ・ファッションウィークは、人間のファッションモデルそっちのけの奇抜で面白い“モデル”たちが次々と登場し、注目をさらったもようだ。21日、デザイナーでグッチ(GUCCI)のクリエイティブ・ディレクターを務めるアレッサンドロ・ミケーレが、“グッチ・サイボーグ(Gucci Cyborg)”をランウェイにデビューさせた。人間のモデルが自分そっくりの頭部を抱えて歩くと会場からは驚きの声が。そして22日はプラダ(PRADA)もバーチャル・ガール“Lil Miquela(リル・ミケーラ)”をショーに投入した。CGで制作されたこのミケーラはインスタグラムのアカウントを持ち、60万超のフォロワーを誇る人気者だ。

そして驚いたのは25日のドルチェ&ガッバーナ(D&G)のショー。2018年秋コレクションのハンドバッグを紹介したのは小洒落た細工が施されたドローンであった。トップに電球をつけた数台がそれぞれにバッグを吊るし、次々とランウェイに登場。大きな歓声が上がると上下左右にスムーズに舞いながら人々の視線を吸い寄せた。

このショーの開催の前に人々は「携帯電話のWi-Fi、ホットスポットの接続をお切りください」と求められた。さらに45分後、会場のスピーカーから大きな音量で「まだ接続を切っていない方があります」との注意が呼びかけられ、該当するユーザーネームを読み上げるほどの徹底ぶりであった。最速でショーの情報を転送しようにもそれが許されなくなった会場の人々は困惑し、憮然としたようだが協力するほかない。オペレーション上の制限や誤作動が発生して人々の頭にドローンが落ちてくるなど、万が一にもあってはならないことだ。

多くのブランドにおいてデザイナーの若返りがかなり進んでいるが、これ以降のファッションショーは最新テクノロジーを駆使した奇抜な演出に重きが置かれる、いわば新時代の幕開けということだろうか。特に起用するモデルに関しては「非健康的で痩せすぎのモデルは徹底追放」という傾向にあり、人間のモデルを削減し、むしろ話題を集めるリル・ミケーラのようなCGが作り上げたモデルやリアルドール(シリコンドール)が積極的に投入されるという可能性はもはやゼロではないようだ。

画像は『THE CUT 2018年2月25日付「Purse-Carrying Drones Hovered Down the Dolce & Gabbana Runway」(Photo: Venturelli/WireImage)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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