【海外発!Breaking News】自分を“犬”と思い込んでいる羊 飼い主「草の食べ方さえも知らない」(英)
TechinsightJapan / 2018年3月1日 5時0分
羊といえば、草原でのんびり草を食むというイメージだろう。このほどイギリスで草の食べ方も知らず、家の中で過ごすのが大好きで、自分を犬だと思い込んでいるちょっぴりユニークな羊のニュースを英メディア『BBC News』『real fix』『Metro』などが伝えた。
カンブリア州カーライルにあるリッカビーという美しい村に、ちょっぴり風変わりな羊がいる。「世界一可愛い羊」と言われているスイス・ヴァレー州原産の「ブラックノーズ・シープ」は、その名の通り鼻だけでなく顔全体が黒く体は白い。フワフワとカールした体毛は丸型の顔と相まって可愛く、まるでぬいぐるみのようである。この羊を引き取ったのは、村に住むヴォーンさん一家だった。
ある日、自営業を営み2児の母でもあるアリー・ヴォーンさん(34歳)は、Facebookの広告で地元農家が羊を引き取ってくれる家庭を探していることを知った。
「私たち家族は動物が大好きなんです。これまでも犬やアヒルを飼っていました。でも昨年9月に3エーカーの土地があるファームハウスに引っ越し、新たな動物を家族の一員に加えようということになったのです。敷地内には広大な庭もあり、草が結構生えています。羊を飼えば草を食べてくれるから、いい草刈りになるのではとも思いました。」
そうして“マーリー”と名付けられた羊が一家にやってきたのだが、引き取った時にはマーリーはまだ小さく、プードルのようだったという。夫のアダムさん(37歳)、長女エラちゃん(10歳)、長男マックス君(4歳)は、新しく家族となった子羊に哺乳瓶でミルクを与えることを学び、小さなマーリーを可愛がった。
ところが引き取って2週間もしないうちに、マーリーは子羊に一般的に起こりやすいとされている関節の病にかかってしまった。ヴォーンさん一家は、関節が固くなり立ち上がるのに15分もかかってしまうようになったマーリーを何度も獣医院へ連れて行き、可能な治療を懸命に与えた。アリーさんは動きが制限されてしまったマーリーを家の中で世話し、台所のガスコンロのそばに犬用ベッドを置いてマーリーを寝かせた。
一家の飼い犬“ジェス”は、犬用ベッドを使って屋内で過ごす風変わりな羊のマーリーとすぐに仲良くなり、夜もマーリーのそばにいて離れなかったようだ。やがて、ジェスと一緒になんでも行動を共にするようになったマーリーは自分を羊ではなく犬だと思い込むようになった。
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