【海外発!Breaking News】ユナイテッド航空、視覚障がいの80歳女性を違う便に乗せる(米)
TechinsightJapan / 2018年3月4日 17時39分
手術を控えた娘のために中米から米ノースカロライナ州へ向けて出発した80歳の母親が、航空会社の手違いでコロラド州の空港へ到着してしまった。幸いにも6時間遅れで目的地に到着することができたものの、視覚障がいのある言葉の話せない高齢者への誤った対応に一家は不満を露わにしている。『WRAL.com』『PEOPLE.com』など複数メディアが伝えた。
エルサルバドルに住むマリア・ラリオスさん(80歳)は、米ノースカロライナ州に住む娘の脳外科手術に付き添うため2月27日、ユナイテッド航空で同州ローリー・ダーラム国際空港を目指した。
ところが乗り継ぎのヒューストンで、航空会社スタッフがマリアさんの搭乗券を別の搭乗客のものと間違えて手配し、マリアさんはコロラド州デンバー国際空港行きの飛行機に乗せられてしまった。
別の搭乗客はローリー・ダーラム国際空港へ、そしてマリアさんはデンバー国際空港へと到着したため、午後6時頃にローリー・ダーラム国際空港へ着くはずの義母を待っていた義理の娘ミッキー・パラディスさんはユナイテッド航空から手配ミスの連絡を受けた。その時の航空会社の対応に、ミッキーさんはこのように不満を露わにしている。
「義母は部分的に視覚障がいを抱えていて、母国語での読み書きはおろか英語も話せないのです。だから航空会社スタッフに搭乗券を渡された時、義母は正しい目的地へのものだと信じていました。デンバー行きの航空券を持っていないのに、どうやったら義母を別の州の便へ乗せるのかが理解できません。」
ミッキーさんは高齢の義母を1人で旅させることへの不安から、あらかじめ航空会社に特別介助の手配を予約していた。にもかかわらずこのようなミスが起こってしまったのである。
「義母はミスがあったことを理解していますが、その時の対応に憤りを感じているようです。ユナイテッド航空は『ええ、ちょっとした手配ミスがありました。マリアさんは間違った搭乗券を手渡されて今、デンバーにいます。でも、たいしたことではありませんよ。すでにローリー・ダーラム国際空港行きの便に搭乗していますから。それに彼女には食事券も渡してあります』と言って、まるで荷物を失くしたかのような軽い対応でした。」
その後、マリアさんは本来の到着時間よりも6時間遅れとなってしまったが、同日の真夜中に無事ローリー・ダーラム国際空港へ到着することができた。米メディア『WRAL.com』によると、ユナイテッド航空は一家に謝罪の声明文を発表、さらにマリアさんの航空券代を返金して旅行クーポンを発行したようだ。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
エティハド航空の初就航便 関西−アブダビ便のビジネスクラス!ーー2024年前半BEST7
CREA WEB / 2024年5月6日 17時0分
-
機内中ずっとカレーも夢じゃない! 欧州までカレー三昧できるスリランカ航空の旅
ASCII.jp / 2024年5月1日 7時30分
-
[社説]電動車椅子の搭乗拒否 合理的配慮 浸透させよ
沖縄タイムス+プラス / 2024年4月18日 5時0分
-
首相が訪米日程終え帰国の途
共同通信 / 2024年4月14日 0時18分
-
首相が米ノースカロライナ州に到着
共同通信 / 2024年4月12日 8時38分
ランキング
-
1バイデン政権、米国製弾薬のイスラエル輸送を停止か…ハマスとの戦闘開始後で初
読売新聞 / 2024年5月6日 17時10分
-
2プーチン氏、戦術核演習を指示=「西側への対抗措置」
時事通信 / 2024年5月6日 19時13分
-
3ラファ東部から「10万人退避させている」 イスラエル軍
AFPBB News / 2024年5月6日 16時28分
-
4仏中首脳が会談=ウクライナ、貿易摩擦で溝
時事通信 / 2024年5月6日 23時52分
-
5ロシア、ゼレンスキー大統領を指名手配
ロイター / 2024年5月6日 14時30分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください