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【海外発!Breaking News】HIV陽性の30歳補助教員、11~17歳の生徒42名に性的暴行・録画で終身刑に(米)

TechinsightJapan / 2018年3月31日 4時0分

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自身がHIVウイルスに感染していることを知りながらコンドーム無しで性行為をし、相手を感染の危機にさらす―この恐ろしいほど身勝手な行為は今や立派な犯罪と位置付けられている。米メリーランド州では、HIV陽性の男が起こしたそんな事件が“多数”発覚した。男の職業は補助教員。事件の舞台は「学校」であった。

メリーランド州警察の発表をもとにワシントンD.C.のメディア『DCW50』などが伝えたところによると、未成年者に対する性的虐待・暴行ほかの容疑で逮捕・起訴されたのは、カルロス・ディーンジェロ・ベルという30歳の補助教員。事件はベルがチャールズ郡の高校で陸上部を指導し、州南部のベンジャミン・ストッダート中学校で補助教員として学習指導にあたっていた2014年から2016年にかけて勤務先の学校を舞台に起きていたもので、被害者は男女合わせて少なくとも42名。当時の年齢は11歳から17歳であることが判明した。

事件が発覚したのは2016年12月。ある被害者少女の父親が娘の携帯電話にベルとの間で交わされた不適切なメッセージのやり取りを発見したことがきっかけであった。通報を受けた警察がベルについて家宅捜査を行ったところ、コンピュータや周辺機器から児童ポルノ画像や動画を発見し、ベルの逮捕とともに生徒の被害状況が次々と明るみに出た。ベルがHIV陽性でありながらコンドームの装着がなかったこともわかり、被害者やその家族は強い不安を与えられたが、幸いにもこれまでの検査でHIV陽性と診断された生徒はいないという。

今年1月にはすべての罪を認めたベル被告に対して懲役105年が示されていたが、今月27日にはその裁判がプリンスジョージズ郡グリーンベルトにある連邦裁判所で結審。被害者少女らに時には殴るなどの暴力をふるっていたうえ、携帯電話で被害者との性行為の録画を試み、児童ポルノ画像・動画の作成があったことから起訴にあたっての罪状は206件にもおよんでいた。判事は「教育者を信頼する者に対するひどい裏切り行為だ」という言葉を添え、さらに量刑を付加。検察当局の求刑は懲役150年であったが、計190年もの懲役刑が言い渡されたことになるという。

その後の法廷で、ベル被告は「私は生徒たちに感じるほどの愛情を自分自身に感じることができず、この人格を変えることも難しいと感じて生きていた」などと語り、被害者に対して深々と謝罪した。被告の父親は薬物乱用者であった。その虐待に苦しんでいた経験がベル被告のその後の人生に大きな影響を及ぼしていたことが分かっている。

画像は『DCW50 2017年7月4日付「Former teacher’s aide arrested for child pornography and child abuse in Charles Co.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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