【海外発!Breaking News】母親と引き離され密猟者に連れ去られた子ゾウ、虐待と飢えの生涯を閉じる(印)

TechinsightJapan / 2018年4月4日 4時0分

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地球上で残り少ない貴重な野生動物を狙う密猟者があとを絶たないばかりか、彼らから売られた動物に虐待行為を強いる飼い主も少なくない。そうした残酷な人々から動物たちを救うべく、あらゆる組織団体が野生動物の救済・保護に奔走しているが、このほどインドで1頭のゾウが保護に間に合うことなく命を落とした。団体スタッフらは怒りを露わにするとともに、改めて密猟から起こる野生動物への虐待について述べている。英メディア『Metro』などが伝えた。

インドのビハール州モティハリで、1頭のゾウが自由を奪われたまま息絶えた。30歳のメスのゾウ、ラクシュミ(Laxmi)はまだ小さかった頃、密猟者によって母親と群れから引き離され捕らえられた。それ以来、自由を奪われ何十年も肢を鎖に繋がれて飼い主に酷い虐待を受けてきた。

そんなラクシュミのことを知った人物が、インドで野生動物や自然環境の保護に努める非営利福祉団体「Wildlife SOS」に連絡し、これを受けたスタッフらはすぐに救出へと出向いた。同団体スタッフのカーティック・サトヤナーヤン(Kartick Satyanaryan)さんはこのように話している。

「我々は通報で、ラクシュミの状態がかなり酷いことを知りました。ラクシュミを救うため、ゾウ専門の獣医師を連れてすぐに飛行機でビハール州へ向かったのです。ですが、居場所を掴むことに手間取り、ラクシュミの救出は叶いませんでした。」

ラクシュミの飼い主は、槍やブルフック(金属の尖った爪がついている長い棒)などを使って無理やり動かせるなどして虐待し、ラクシュミが弱って歩けなくなるまでサーカスなどでこき使って利益を得ていたとされている。長年の苦悩に耐えかねたラクシュミは、何か月も掃除をしていないと思われる糞尿にまみれた地面で、鎖に繋がれたまま息絶えていたという。死んだラクシュミを放ってそのままどこかへ姿をくらましたのか、飼い主の姿はなかったようだ。

ユドゥラジ・カンデーカル(Yaduraj Khadpekar)医師は、「ゾウの年齢でいうと、ラクシュミはまだ若い方です。ですが究極の栄養失調状態にあり、骨格変性もしくは代謝障害を患っていたのでしょう。骨が既に脆くなっており、四肢が内側に屈して体にはあばら骨が浮き上がっていました。ラクシュミは、自分の体重を四肢で支えられないほど弱っていたのです」と長年にわたりひどい状態で飼われ続けて来たのかを口にした。

「Wildlife SOS」はラクシュミの救出・保護には間に合わなかったものの、このような残酷な虐待行為に苦しむ全てのゾウのためにも改めて野生動物への虐待に注意喚起を促している。同団体創設者のギータ・セシャマーニ(Geeta Seshamani)さんは、このように語った。

「ラクシュミの救出に間に合わず死なせてしまったことは、我々としても非常に胸が痛みます。死ぬ間際まで一度も自由を与えられず虐待され続けたラクシュミのためにも、私たちは今ここで、改めて野生動物の虐待撲滅を訴えなければなりません。ゾウへのこのような密猟、飼育放棄、深刻な虐待は許されることではなく、法律で罰せられるべきなのです。」

このニュースを知った人からは、「あまりにも残酷過ぎる」「怒りしか湧かない。密猟者も飼い主も罰を受けるべき」「奴らは心のない、邪悪な生き物だ」「こんなに残酷なことをした奴らには、同様の苦しみが与えられればいい」「どんな動物でも、虐待する奴は犯罪者として取り扱うべき」「胸が痛む。こんなことする人間は最低だ」「吐き気がするし涙が止まらない。かわいそうで仕方ない」「ここまで動物に残酷なことができる人間というのが恐ろしい」といった声があがっている。

画像は『Metro 2018年4月1日付「Final agonising hours of elephant’s life in captivity caught on film」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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