【海外発!Breaking News】乳がんを克服した女性、第2子妊娠中に新たながん発覚 出産を経て挙式1週間後に旅立つ(英)
TechinsightJapan / 2018年4月19日 21時37分
乳がんを克服し、かねてより望んでいた2人目を妊娠した喜びも束の間、新たながんが発覚し末期の告知を受けた女性。帝王切開で出産し愛する夫との挙式を終えた女性は、その1週間後に旅立った。一家を襲ったあまりにも悲しすぎる結末に、多くの人から追悼の声があがっている。英メディア『Mirror』『The Sun』などが伝えた。
英ノース・ヨークシャー州ミドルズブラのハートルプールで、婚約者スティーブンさん(35歳)、息子キーラン君(7歳)と暮らしていたトレイシー・キアーズさん(33歳)がトリプルネガティブ乳がんと診断されたのは、2016年のことだった。
乳房を切除した後、化学療法と放射線治療を受けたトレイシーさんは、2017年7月に寛解となった。かねてから2人目の子供を望んでいたスティーブンさんとトレイシーさんが体外受精での妊娠を試みようとしていた矢先、9月に自然妊娠が発覚し2人は喜びに沸いた。ところがトレイシーさんは激しい頭痛や吐き気に襲われるようになり、検査を受けたところ脊髄と脳の周りを保護する髄膜の内側にがんが転移する軟膜転移を起こしており、すでに末期であることを医師から告げられた。トレイシーさんはこの時、妊娠24週目だった。
余命3か月~半年と宣告されたトレイシーさんだったが、決して諦めることはなかった。ダラム大学に勤務していたトレイシーさんは自分の病をブログに度々綴っており、「年齢に関わらずどこかおかしいと感じたら先延ばしにせず、すぐに医師の診察を受けて」と他の女性たちへの注意喚起を促し、さらにこのようにも胸のうちを吐露していた。
「これ以上最悪なことってあるかしら。なぜ、私たちにこんなことが起こってしまうのだろうって。」
「2人目の妊娠をスティーブンと喜んだのも束の間、このままでは娘に会えない可能性があること、娘の命ももたないかもしれないということを聞かされた。」
「私の夢は婚約者と息子と同じ苗字になって、ひとつの家族になること。」
「病が悪化したら、病院もしくは家族だけで教会で式を挙げることになるわ。きちんと結婚式を挙げられないのは残念。でもきっとキーランの正装姿は素敵だろうな。きっと娘も式には参加できるはず。そして子供たちにとってこの日が大切な思い出となるといいな。私が天国に行ってしまった後も…。」
医師らはトレイシーさんが妊娠28週となる3月19日に、全身麻酔をして帝王切開で赤ちゃんを取り上げる決断を下した。そしてトレイシーさんは、わずか907グラムのカイラちゃんを出産した。麻酔から覚めないリスクもあったが、幸いにもトレイシーさんは我が子に会うことができた。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
手術室には産婦の絶叫が響き…麻酔が効かないままの「切腹カイザー」はなぜ繰り返されたのか
文春オンライン / 2024年9月19日 6時0分
-
「アラフォー5度目の出産」宮崎麗果、第5子出産を報告! 「決して楽ではなかった」「本当に嬉しい」
オールアバウト / 2024年9月17日 11時55分
-
帝王切開に保険は適用できる?どのくらいお金はかかりますか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年9月10日 5時45分
-
10年越しの第2子妊娠、10歳娘にサプライズ報告したら…… まさかのリアクションに「幸せいっぱい」「わぁぁぁー爆泣き」
ねとらぼ / 2024年8月30日 20時30分
-
【漫画】妊娠後期、逆子を解消する「外回転術」とは?「物理的にやるんですね」「先生の仕事人っぷりが凄い」
まいどなニュース / 2024年8月28日 19時20分
ランキング
-
1ロシア凍結資産運用で5兆円支援 EU表明、G7合意実施へ前進
共同通信 / 2024年9月20日 21時25分
-
2深圳の男児刺殺、自供した男には複数の前科…「電信設備の破壊」や「虚偽事実で公共の秩序乱す」事件起こす
読売新聞 / 2024年9月21日 7時25分
-
3深圳日本人学校の男児殺害に日本はもっと怒るべきだ
ニューズウィーク日本版 / 2024年9月20日 15時58分
-
4韓国歌手が「整形の真相」衝撃告白…費用1億ウォン以上「自分のものは耳と目玉だけ」
KOREA WAVE / 2024年9月21日 7時0分
-
5ヒズボラ、爆発の数時間前までポケベル配布=治安筋
ロイター / 2024年9月21日 6時50分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください