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【海外発!Breaking News】クッションはどこに…アメリカからアイルランドまで「史上最悪の座席」を強いられた乗客

TechinsightJapan / 2018年7月8日 21時30分

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各航空会社による様々なトラブルが相次いで報じられる中、このほどアメリカからアイルランドへ向かった乗客がとんでもない経験をさせられたというニュースが飛び込んできた。その男性乗客はクッションのない座席で、7時間ものフライトを強いられたのである。『The Sun』『Dublin Live』『Daily Record』などが伝えた。

アメリカ人のマシュー・マドリガルさんは3月17日にアイルランドで行われるセント パトリックス・デーのパレードのために2日前の15日、アイルランド国営航空会社「エアリンガス(Aer Lingus)」で米シカゴからアイルランドの首都ダブリンまで向かおうとした。

いざ座席に着こうとすると、マシューさんは自分の席にクッションがなくプラスチックがむき出しになっていることに気付いた。すぐにCA(客室乗務員)に「いったいどうなっているのか」と尋ねたところ、CAから「乗客全員が乗り込むまで待ってほしい」という返事だった。マシューさんは乗客が全員搭乗した時を見計らって再度CAに座席のことを打ち明けたが、CAは「なんとかするからそこに座っていて」と答えたまま、その後マシューさんのところへ戻ってくることはなかった。

やがて飛行機は離陸となり、マシューさんはクッションに覆われていない居心地の悪い座席で我慢して座るしかないと悟った。アイルランドで行われるパレードの2日前ということもあってか、パレードの警護に向かう泥酔状態の警官集団やその他の酔っ払い客で機内は満席となっており、CAらはそうした乗客らの対応に追われていたようだ。マシューさんが座席の写真を撮って母親のジャネットさんに送ると、ジャネットさんはなんの写真かまるでわからなかったようだ。やがてそれがクッションのない汚れたプラスチックの座席の中身部分だと知ると、唖然とした。

飛行機の狭いエコノミー席は、ただでさえ居心地がいいとは言えない。そんな中、クッションなしの座席で不便さを感じながらも便を遅らせたくなかったマシューさんはシカゴからアイルランドまでの7時間、プラスチックの座席に備え付けの枕を置きなんとか過ごした。後にエアリンガスに苦情を伝えると、同航空会社はこのように返してきた。

「不便をかけ、失望させたことを非常に申し訳なく思います。機体メンテナンスの作業員は定期的に検査を行っていますが、地上での限られた駐機時間では座席やエンターテインメイント機器など細かな検査まで及ばないこともあります。しかしながら通常は前のフライトの乗客が不都合を乗務員に訴えれば、乗務員はメンテナンスチームに報告し、次の便までに修理するよう最優先で対応しています。この件はダブリンの本社に伝えますが、損害賠償には応じることができません。お詫びとして50ドル(約5,500円)の e-voucher(クーポン券)を提供させて頂きます。」

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