【海外発!Breaking News】中絶希望の母親、病院から手術を2か月待たされる(英)
TechinsightJapan / 2018年8月13日 15時0分
様々な事情があり、やむなく中絶という選択肢をとる女性は少なくないだろう。このほどイギリスに住む女性が3人目の子を中絶しようとしてクリニックに予約を入れたが、2か月経った現在もまだ中絶手術は行われておらず、女性は怒りをメディアで訴えた。『real fix』『Metro』などが伝えている。
ケント州に住むヘイディ・バックマンさん(43歳)には、前夫との間に10歳と13歳の娘がいるが、現在は7年間越しのパートナー(38歳)の男性と一緒に家族で暮らしている。娘2人の子育ての時期がひと段落し、ヘイディさんは自分の人生を久しぶりに取り戻せるところまで来ていた。しかし偶然にも妊娠が発覚、「もう子供はこれ以上要らない」と思ったヘイディさんはパートナーとも相談して中絶することに決めた。
かかりつけのGP(英一般診療所)から連絡先を聞き、クリニック「Marie Stopes(マリー・ストープス)」に中絶の予約をした時には、ヘイディさんは妊娠7週だった。訪問予約が2週間先となったため妊娠9週でクリニックを訪れ、超音波検査をしてもらった後、薬による中絶を行った。薬を飲んだ後、ヘイディさんの体からは血塊が流れ出し耐え難い腹痛にも襲われた。ところが、その後もお腹が膨らんできたのである。1週間後に検査をしてみると妊娠は継続していた。Marie Stopesに電話をしてその旨を伝えたヘイディさんは、スタッフから「ホルモンの関係でしょう」と伝えられたという。しかし更に1週間後の検査でも、はっきりと妊娠の陽性反応が出た。
再びMarie Stopesに予約を取ったハイディさんは、ここでも検査の結果、妊娠が明らかとなり、すでに赤ちゃんは13週に入っていることがわかった。この段階で中絶するには、麻酔を使った手術が必要となる。しかしクリニックのスタッフは「今は手術可能な医師の空きがない」と2週間後の予約を勧めただけだった。
「信じられませんでした。さらに2週間待てと言われて、ストレスがとても溜まっています。」
また、不完全な中絶により感染症を起こしてしまったとハイディさんは言う。地元の病院の緊急外来に走ると、妊娠の確定や症状の診断を受ける部署に回され、幸せそうな妊婦たちの姿を横目で見ながら辛い思いを味わったそうだ。診察中には、超音波検査でスタッフから「とても元気な赤ちゃんが見えますよ!」と言われたことも、彼女の罪悪感を倍増させる結果となった。
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