【海外発!Breaking News】犬の唾液から感染症に罹った男性、四肢切断も「今でも犬は好き」(米)
TechinsightJapan / 2018年10月7日 5時0分
犬の唾液に含まれる細菌に感染したことから、四肢の切断を余儀なくされた男性。失くしたものはあまりにも大きく、今後の人生はこれまでとは全く異なるものになるだろうが、男性は「今でも犬が好きだし、再び歩けるようになるまで頑張る」と前向きに話している。『WNYW(FOX 5)』『Inside Edition』などが伝えた。
米ウィスコンシン州で当時、家屋の塗装工として働いていたグレッグ・マントイフェルさん(48歳)は今年6月26日、発熱して体中に痣ができ、両脚に痛みを感じて意識が混濁するほどの具合の悪さに襲われた。ミルウォーキーにある「Froedtert&the Medical College of Wisconsin(フロエッドタート&ウィスコンシン医科大学病院)」で診察を受けると、カプノサイトファーガ・カニモルサス(Capnocytophaga canimorsus)という細菌に感染していることが分かった。
米疾病管理予防センター(Centers for Disease Control and Prevention、以下CDC)によると、この細菌は主に犬猫の唾液に含まれており、犬は74%、猫は57%がこの菌を持っているという。犬や猫に咬まれたり、引っ掻かれたりすることで感染するとされているものの、唾液から人が感染するケースは非常に稀ということだ。ちなみに人も同様で、同じ細菌の異なる菌株が口腔内にあるそうだ。
不運にもこの細菌に感染してしまったグレッグさんは、四肢への血液循環が停止したことにより、6月以降少なくとも10回の手術を受け、両前腕と両脚の一部の切断を強いられた。
グレッグさんの感染源が自身のペットの犬からか、もしくは他の犬からかは明らかになっていない。これまでの人生、グレッグさんはいつも犬と一緒に過ごしてきた。だからこそ尚更、犬が原因で人生を大きく変えられる羽目になるとは予想もしていなかったと言う。
「手足が失われたという事実を受け入れるのは容易ではなく、犬が原因だなんて今でも信じられない気持ちだよ。でも、犬を好きな気持ちは変わらない。」
2週間前に退院したグレッグさんを支える妻のドーンさんは、夫が家に戻って一番にしたことのひとつは、愛犬と寄り添ってアメリカンフットボール(NFL)「Green Bay Packers(グリーン・ベイ・パッカーズ)」の試合を一緒に見ることだった、と10月2日に行われた記者会見で話した。更に、Froedtert&the Medical College of Wisconsinの形成外科医であるパトリック・ヘッティンガー医師は、グレッグさんの前向きな姿勢をこのように称賛した。
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