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【海外発!Breaking News】亡き夫からの手紙が45年ぶりに発見され妻の元へ(英)

TechinsightJapan / 2018年11月26日 14時50分

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60年以上連れ添った夫が若かりし頃に妻に送った手紙が、45年ぶりに妻の元に返ってきた。夫は昨年、アルツハイマーで79歳の生涯を閉じ、息を引き取る前には完全に家族のことを忘れてしまっていたようだ。伴侶の死を経た今、夫からの愛のこもったラブレターを受け取った妻は「彼が私をどれだけ愛していたか、思い出せて幸せ」と喜びを噛み締めている。

英スコットランド、ファイフのダンファームリンに暮らす84歳のマージョリー・デイさん。彼女は昨年7月に夫のデイビッドさんを亡くしている。2人は夫婦になってから60年以上の歳月を共にし、そのうちの12年間は英国海軍にいたデイビッドさんと離れ離れの生活をしていた。

1954年に海軍に入隊し、船乗りとして各地を転々としていたデイビッドさんとマージョリーさんを繋いでいたのは、数百枚にも上る手紙だった。10代後半から20代前半だった若かりし2人は、毎晩お互いに手紙を書きあっていたという。

マージョリーさんは、当時のことを「電話も使えなかったし、今のような通信手段もなかったから、毎晩お互いに手紙を書いたの。何週間も離れ離れだったので、手紙が何ページにも及ぶことがあったわ」と語っている。そして、デイビットさんが退役した後も、彼からの手紙を大事にしまっていた。しかし1970年代に引っ越しをした際に、手紙の束が行方不明になってしまったそうだ。

それから40年以上の間に、2人は4人の子どもと23人の孫に恵まれた。だが昨年、アルツハイマー病を患って他界したデイビッドさんの最期は、マージョリーさんにとって耐え難いものだった。マージョリーさんは「最期のデイビッドはとても悲しく、孤独そうで、私が差し伸べた手も振り払ってしまったの」と明かしている。

そんなマージョリーさんの元に、1970年代にデイ家が住んでいた住居を修復した業者から、今年に入って連絡が入った。なんと屋根裏部屋から、失くしたはずの手紙の束が見つかったというのだ。

マージョリーさんは「実際に手紙を見たときは気を失いそうになってしまったわ、心臓が高鳴ったの!」「手紙が見つかったと聞いたときは2日間寝られなかったわ! 家族にも言えなかったの、失くしたことがすごく情けなくて…でも今となっては、運命のように感じる」と述べている。

デイビッドさんからの手紙はどれも愛を語るもので、マージョリーさんや子どもをどれだけ恋しく思っているかが綴られているという。マージョリーさんは以下のように語っている。

「今、ゆっくり手紙を読み進めているの。アルツハイマーになる前に、彼が私をどう感じていたか思い出せて本当にうれしい。」
「手紙を読むと毎回泣いてしまうのよ、彼が私をどれだけ愛していたかがわかるから本当に幸せよ。」

画像は『Forces Network 2018年11月22日付「Widow Reunited With Love Letters Sent By Sailor Husband」(Picture: SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ミカ・シスラー)

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