【海外発!Breaking News】妊婦の恋人に「男性医師の診察はダメだ」 究極のジェラシー男、暴力行為で実刑へ(英)
TechinsightJapan / 2019年3月12日 9時50分
被害者にとって、交際相手や結婚相手からのドメスティック・バイオレンス(家庭内暴力)を公にすることは相当の勇気を要する。このほど英ロンドンで、交際していた女性に過度のジェラシーと支配欲を抱き、暴力を振るって有罪判決を受けていた男が3年間の懲役刑を言い渡された。『BBC News』『London Evening Standard』などが伝えている。
ロンドン北部ブレントに住む無職リース・ペンカート(20歳)は、2017年1月1日から2018年8月17日にわたって交際していた女性に身体的危害を加え、支配しようとした罪で実刑判決を受けた。
今年1月にハロー刑事法院で始まった15日間におよぶ裁判では、被害者女性がリースと交際し始めた当初は順調にいっていたことが明かされた。しかし交際して3か月経った頃になると、リースは女性が着ている服を指示するようになったという。Tシャツやスカートを着ることを止めるように伝え、何度も「浮気をしているだろう」と非難するようになった。
また、この頃からリースは暴力を振るうようになり、一度はあまりにも女性を強く殴ったために、本人の手が骨折するという事態まで起こった。さらに、リースから携帯電話を取り上げられメッセージを盗み見されたり、ソーシャルメディアのアカウントの削除まで強要された女性は、次第に家族や友人らと疎遠になっていった。
やがて女性が妊娠するも、リースは変わることなく女性に暴力を振るい続けた。陣痛時には、男性医師らの診察を断わるという態度を見せたことから、女性の出産後に医師らが警察に通報し、約2年の交際は終わりを迎えた。
交際していた女性へのコントロールかつ強制的行為に及んだ罪1件と、身体的危害をもたらす暴行2件の罪で逮捕・起訴されたリースは、3月8日に同刑事法院で3年間の実刑判決を言い渡された。なお、今後の被害者女性への接触も一切禁じられた。
エマ・ハリス検察官は、「何か月もの間、孤独と虐待に耐えていた被害者が、大きな勇気を出して公判中に証拠を提出してくれたことには深く感謝している。今回の判決が、被害者女性にとって少しでも慰めとなったことを願う。また、ドメスティック・バイオレンスに対して容赦をしない検察局の厳しい姿勢を示すことができたとも思っている」と述べている。
画像は『BBC News 2019年3月8日付「Reece Penkert, 20, jailed for abusing pregnant partner」(MET POLICE)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)
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