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【海外発!Breaking News】2年前から“女の子”として生きる9歳児 母親は「今の方がずっと幸せそう」(英)

TechinsightJapan / 2019年3月13日 4時0分

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持って生まれた性別に悩み苦しむ人たちが、その思いを公表することは相当の勇気を要することだろう。7歳の時に「自分は間違った性別で生まれてきた。女の子として生きたい」と母親に告白し、現在は女の子として生活しているイギリスの9歳児の姿を『Shropshire Star』『The Sun』などが伝えている。

シュロップシャーのテルフォードに住む3児の母親フラン・ノリスさん(36歳)は、アントニーという名で男児として生まれたオータムちゃん(9歳)が、7歳の時に女の子として生きる決意を自らしたことを明かした。

オータムちゃんが最初に母親にカミングアウトしたのは、お風呂から出た直後だったという。2017年のイースター休暇中に、オータムちゃんから「女の子として生活したい」と聞かされた母親フランさんと父親ロイドさん(39歳)は、一時的に女の子になりたがっているだけなのではという気持ちがあったが、「とりあえず、休暇中だけ本人の意向を尊重して女の子として生活させてみよう」と決めた。自宅ではアントニーという名前からオータムに変え、女の子として過ごした。しかしお風呂上がりに「もう自分は男の子じゃない。自分のことは女の子だと思っている」とオータムちゃんから聞かされたフランさんは、この時初めて我が子が深刻な問題を抱えていたことを知った。

「誰でも自分の人生が大きく変わるようなことを知れば、ショックも同時に湧き上がってくるものです。オータムは自分の体が嫌いで、男の子として生まれるべきではなかったと口にしたのです。」

勇気を出して性別についてカミングアウトした我が子を傷つけてはならないと、フランさんは優しくハグし、オープンに接するよう心掛けたという。それから2年が経った今、オータムちゃんは自宅や学校など全てにおいて女の子として生活している。

「オータムは、アントニーだった頃からとても女の子らしい子でした。遊びの内容やおもちゃも全て女の子用で、ネイルペイントやメイクにも興味を持っていました。でもその時は、私は単に好奇心で楽しんでいるだけだと思っていて、性別について問題を抱えているとは気付いていませんでした。でも、オータムが私にカミングアウトした時、『あぁ、そういうことだったのか』と納得したのです。」

フランさんは、オータムちゃんが一番にしたがったことは母親とのショッピングだったと明かした。

「男の子ばかりを生んだものですから、娘と一緒にショッピングに行くのもいいものだなと思いました。オータムは女性がするようなことならどんなことでも好きなんです。今は私と一緒に母娘の時間を楽しんでいます。オータムは以前よりもずっと幸せそうで、なりたい自分になれたことを嬉しく感じているようです。それって素晴らしいと私は思います。」

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