【海外発!Breaking News】ベビーシッター先で「猫が安楽死させられてしまう…」 逮捕覚悟で連れ去った女性(米)
TechinsightJapan / 2019年8月3日 6時50分
北米あたりでは、回復の見込みがない病気や高齢によって死期が近いペットに対して安楽死を選ぶ飼い主が残念ながら珍しくないのが現状だ。このほどアメリカで15歳になる猫を安楽死させようとした家族のもとから、ある女性が逮捕覚悟で猫を連れ去ったという。『New York Post』『WCBS 880』などが伝えている。
米ニューヨーク州ロングアイランドでベビーシッターをしているレベッカ・カッツさん(Rebecca Katz、33)は、ラッセル・バーマンさん(Russell Berman)とジュリーさん(Julie)夫妻の4歳と6歳の子供達の世話をしてきた。
バーマンさん一家は“ティガー”という名の15歳になる猫を飼っていた。しかしティガーは2年前から問題行動が見られるようになったうえお腹に塊のようなものがあり、診断はしていないが胃に問題を抱えているようだった。そのため夫妻はティガーを安楽死させることを決断していた。
しかし長年バーマンさん宅に通うレベッカさんにとって、ほぼ毎日顔を見るティガーは世話をしている子供達同様に愛する存在だったのだろう。レベッカさんは夫妻にティガーを譲ってほしいと申し出た。しかし夫妻はこれを断り、2日に一度は「安楽死させねば…」と口にしていた。
レベッカさんはティガーがいつ安楽死させられてしまうのか気が気でなく、悲しくて涙することもあったという。そして7月2日、ティガーがソファーの上に吐いてしまった時にジュリーさんは「臭うわね。再び家具の上に吐くようなことがあったら、この子はもうお終いね。病院で安楽死だわ」と言い放った。
しかもジュリーさんは、レベッカさんに「私が明日、この子を病院に連れて行って検査を受けさせると思っているんでしょう? それはないわね。この子は安楽死するのよ」と伝えた。レベッカさんは気持ちを抑えることができなかったのかその日の仕事を終えた後、キッチンカウンターの上に「ティガーを死なせるわけにはいかない」とメモを残し、ティガーを連れてバーマンさん宅をあとにした。
すると、すぐに夫妻からテキストメッセージが届いた。
「あなたにティガーを連れて行く権利はない。すぐに返してちょうだい。さもなければ警察に通報するわよ。」
しかしレベッカさんはティガーを返すことなく動物病院へと連れて行き、自ら治療費を支払いティガーを診てもらった。レベッカさんによると、ティガーは健康上に問題があったものの末期的な病気ではないとのことだ。
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