【海外発!Breaking News】7歳娘を重病で亡くした“悲劇”の母親、病気は嘘か 殺人容疑で逮捕(米)

TechinsightJapan / 2019年10月26日 5時50分

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アメリカで幼い娘を重い病で亡くした母親が警察の捜査により一転し、娘を病気に仕立て上げたうえに殺害した容疑で逮捕された。娘を思い、時には涙する姿を見せていた母親だったが、亡くなった娘は母親の主張する末期症状ではなかったという事実が次々と明らかになった。『WPXI』『TheDenverChannel.com』などが伝えている。

今月18日の朝、米コロラド州デンバーに住むケリー・レニー・ターナー(Kelly Renee Turner、41歳)が自分の娘を殺害した容疑を含む13の罪状で逮捕された。

ケリーの娘で2017年に亡くなったオリビア・ガントちゃん(Olivia Gant、当時7歳)は、末期のミトコンドリア神経性胃腸管系脳筋症、発達障害、自閉症、腸疾患、てんかん発作、水頭症などを患っていた。しかしこれは、ケリーが仕組んだ嘘である可能性が出てきたのだ。

オリビアちゃんは亡くなる前にバケットリストを作っていた。その中に「警察官と消防士になりたい」と記していたことから、2017年4月にデンバー警察署の協力のもとでオリビアちゃんは一日警察署長を務めており、警察官の制服を着用しパトカーに乗ることができた。

オリビアちゃんはその4か月後の8月20日に息を引き取ったが、もともとメディアに報じられていたこともあり、人々の目にケリーは娘を亡くした悲劇の母親として映ったようだ。だがそんなケリーが、警察の捜査対象になる。

ケリーは昨年、今度は次女をガンだとしてかかりつけ医に連れてきた。しかし不審に思った医師が警察に連絡し、オリビアちゃんの死に関して調べを進めることになった。そして捜査員がオリビアちゃんに関わった11人の医師から供述を取ったところ、ケリーについて次々と疑わしい事実が明るみに出た。

オリビアちゃんが発作を起こしている様子がないにもかかわらず、ケリーは副作用として精神疾患やほかの問題行動を引き起こす可能性のある抗てんかん薬を投与し、医師にそれを止めるように忠告されたもののケリーが従うことはなかったという。

また他の医師も、ケリーが言うような病状はオリビアちゃんに見られなかったと話しており、その病歴の情報源のほとんどがケリーの発言によるものだったと明かしている。

しかもケリーは、2015年からクラウドファンディングサイト『GoFundMe』にオリビアちゃんへの寄付を募るアカウントを設置していた。そのアカウントでの募金額は22,270ドル(約240万円)に上ったという。また『Washington Post』によると、米国の公的医療保険であるメディケイドを利用して53万8千ドル(約5840万円)以上もの給付を受けたほか、難病の子の願いをかなえる団体「メイク・ア・ウィッシュ」や葬儀場、墓地などから合わせて11,264ドル(約122万円)を受け取っていたようだ。

警察は昨年11月、オリビアちゃんの遺体を掘り起こし検視を行ったが、ケリーが主張した病気の痕跡はなかったそうだ。このことから死因は掴めなかったものの、警察はケリーがオリビアちゃんをホスピスに入れた後、医師に心肺停止になっても蘇生しない‟蘇生措置拒否”にサインさせ、オリビアちゃんの治療を中断して死亡させたことに焦点をあて、殺人容疑として捜査している。

ちなみにケリーの一連の行動は、周囲の同情や関心を引くために病気や怪我を捏造し自己満足に浸る精神疾患「ミュンヒハウゼン症候群」に似た節があるが、2018年に行われた捜査でケリーは「ミュンヒハウゼン症候群という病気があるのは知っているが、自分にはあてはまらない。娘の病気を偽ってもいないし、周囲の関心を集めたいとも思っていない」と話している。

ケリーはオリビアちゃんについて全面的に罪を否定しているものの、次女がガンだという主張は嘘だと認めた。ケリーは現在、2件の第一級殺人、1件の児童虐待を含む13の罪でダグラス郡刑務所に拘留されており、来月1日に予定されている裁判まで保釈金の設定はないとのことだ。

画像は『WPXI 2019年10月22日付「Colorado mom accused of killing daughter after faking years of ‘terminal’ illnesses」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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