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【海外発!Breaking News】母親に捨てられたキリンの赤ちゃんが犬に甘える(南ア)<動画あり>

TechinsightJapan / 2019年11月25日 6時50分

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野生動物の世界でも、母親が生まれたばかりの我が子を置き去りにすることがあるようだ。このほど南アフリカで、野生のキリンの赤ちゃんが生まれてまもなく母親に捨てられてしまった。よほど母親が恋しかったのか、保護された先で飼われている犬の体に頭を乗せて甘える姿があった。『New York Post』『Traveller24』などが伝えている。

南アフリカのリンポポ州に拠点を置く非営利団体「The Rhino Orphanage(サイの孤児院)」が、このほど保護したキリンの赤ちゃんが話題になっている。同施設はサイのツノ目当ての密猟者に母親を殺されてしまった孤児のサイを保護しているが、今月半ばに地元の人から弱り切っているキリンの赤ちゃんがいると連絡が入り、保護することになった。

生後2~3日ほどと見られるそのキリンは脱水症状を起こして弱っており、そばに母親が見当たらないことから産んでそのまま放棄したものと思われている。すぐにキリンは同団体施設内のピエール・ベスター獣医(Dr. Pierre Bester)によって治療が施されたが、18時間の昏睡状態が続き予断が許されなかった。“ジャズ”と名付けられたキリンはその後、自分の力で哺乳瓶からミルクを飲むことができるまでに回復した。

このジャズの容体を見守っていたのは、施設スタッフだけではなかった。ここで飼われている密猟防止セキュリティー犬の“ハンター”はジャズのことが心配でならなかったのか、餌も食べずに付きっきりだったようだ。そしてジャズが回復しつつあると、安心したように餌を食べるようになったという。

その後もハンターはジャズがいる部屋から離れようとせずに見守っていた。ジャズは赤ちゃんとはいえども体長1.8メートルもあり、餌は野生環境に合わせて天井近くに吊るしていたが、保護されてから7日目には自分の脚で立ち吊るされたアカシアの葉を食べるまでになった。

またジャズとハンターはいつも寄り添って過ごし、まるで親子のように見えた。同施設のFacebookには、ジャズの容体についての投稿の他にジャズとハンターの仲睦まじい動画が投稿されている。

そこにはハンターの体にすり寄って、頭を乗せるジャズの姿があった。この動画を見た人達は微笑ましい気持ちになったようで、このようなコメントが見受けられた。

「動物がどれほど思いやりがあって素晴らしいかが分かる姿だ。人間は彼らから多くのことを学ばねばならない。」
「これは感動で涙ものだわ。なんて美しい家族なんだろう。」
「僕はこの動画を一日中見ていられるよ。」

ジャズの世話をしているジャニー・ヴァン・ヘーデン氏(Janie Van Heerden)は「この分だとすぐに野生に戻ることができるでしょう」と話している。



画像は『The Rhino Orphanage 2019年11月22日付「Just when we thought it couldn’t get any cuter, sweeter and more heart-warming, this happened.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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