【海外発！Breaking News】3歳児煮えたぎるスープの大釜に落ちて死亡（印）

インドのテランガーナ州で今月17日、3歳男児が煮えたぎるスープの大釜の中に落ち、2日後に死亡するという痛ましい事故が起こった。事故は男児が調理場で遊んでいた際に起こっており、「防ぐことができたのでは」という声が多数あがっている。

事故が起きたのは昼の12時頃で、テランガーナ州ランガ・レッディ地区のシャバッドという小さな町で行われた親類のパーティに、父親と一緒に参加していたP.アールッシュ君（P. Aarush）が犠牲となった。

アールッシュ君は親類宅の調理場付近で遊んでおり、大釜の中で煮込まれていた豆と野菜のスープ“サンバール”の中に足を滑らせて転落した。父親は悲鳴を聞いて調理場に駆けつけ、煮えたぎる大釜の中からアールッシュ君の小さな体を引き上げたという。

アールッシュ君は地元の公立病院に緊急搬送された後、同州ハイデラバードにあるオスマニア一般病院に転送されて治療を受けていたが、2日後の19日未明に息を引き取った。

インドでは13日にもアーンドラ・プラデーシュ州カルヌールの私立学校で、6歳男児が昼食時に煮えたぎるサンバールの大釜の中に転落して死亡しており、当局が調査を進めていた。また2013年にも同様の事故で6歳児が身体の70％を熱傷し死亡している。

サンバールはスパイスが利いてピリッと辛く南インドやスリランカでは定番のスープだが、相次いで起きた悲惨な事故には「調理場で子供を遊ばせていること自体、おかしい」「防げた事故では」「親にとっても辛い事故」「主催者側、または学校側の過失を問うべき」といった声があがっている。

画像は『New Indian Express　2019年11月20日付「After Kurnool, now Hyderabad boy dies after falling in sambar」（File | EPS）』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　A.C.）