【海外発!Breaking News】宝くじ当選の男、2人の息子を殺害し自殺 妻も瀕死に(英)
TechinsightJapan / 2019年11月30日 21時30分
イギリスで宝くじに当選した男が当選金のほとんどを新車と株に使い込み、のちに買春にまで手を出すようになった。男は買春のことを知った妻に重傷を負わせ、息子達を殺害した後、自らの命を断ってしまった。まるで宝くじの当選が、幸せだった家族を破滅へと導いたような事件を英メディア『The Sun』『Metro』『Mirror』などが伝えている。
今から3年前の2016年11月1日夜のこと、英レスターシャー州ヒンクリーに住むデイヴィッド・ストークス(David Stokes、当時43歳)が2人の息子を殺害、妻をナイフで刺すなどして重傷を負わせた。さらにデイヴィッド自身は自殺という悲惨な結末となった。
今月25日に行われた裁判で、家族の中で唯一生き残った妻のサリー・ストークスさん(Sally Stokes)によって恐ろしい事件の詳細が明らかとなった。サリーさんは2011年にデイヴィッドと結婚して2人の息子をもうけ、普通の家庭を築いていた。しかしデイヴィッドが宝くじで4万ポンド(約566万円)を当てて以降、夫婦関係は徐々に悪化し、事件のあった3か月前には別居状態にあった。
だが当時11歳のアダム君と5歳のマシュー君という2人の息子のことを考慮し、なるべく円満な付き合いをしてきたようだ。事件当日、サリーさんは息子達を連れてデイヴィッドのもとを訪れていたが、台所の食器棚に隠してあったデイヴィッドのスマートフォンを見つけた。
サリーさんが不審に思いスマートフォンの中身を確認したところ、彼が売春婦を雇っていたことやインターネットで“デート・レイプ・ドラッグ”を検索して探していることも分かり、デイヴィッドが自分にもその薬を使ったのではと疑った。そして、このことをデイヴィッドに問いただした。
その後、サリーさんはデイヴィッドの親類とこの件について話をするため、息子達をデイヴィッドに預けて出かけた。夜に戻ってきたサリーさんが2階に上がったところ、デイヴィッドにいきなり後ろからのし棒で殴られたという。そのままベッドに倒れ、その直後にデイヴィッドに枕をかぶせられ窒息しそうになったサリーさんは一瞬、次のように思ったそうだ。
「唯一助けてくれそうなのが息子のアダムだと思い、もがきながらアダムの名を大声で叫んでいました。」
しかし、この時すでにアダム君とマシュー君はデイヴィッドによって殺害されていたのだった。そして抵抗するサリーさんに向かってデイヴィッドは結婚指輪と婚約指輪を指にはめるよう強要し、さらに自分で両手両足を結束バンドで縛るよう命令した。サリーさんは「必死で抵抗しました。彼の言う通りにしたら、あとは殺されるしかないと思ったのです」とのちに語っている。
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