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【エンタがビタミン♪・番外編】野村克也さんが残した名言の数々「才能に限界あるが頭脳に限界ない」

TechinsightJapan / 2020年2月15日 15時10分

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プロ野球選手や監督として活躍した野村克也さんが、2月11日未明に84歳で亡くなった。「ノムさん」の愛称で親しまれた野村克也さんは試合後のインタビューなどでぼやき節と呼ばれる発言で愛され、選手を育てた数々の名言は「野村語録」としてスポーツ界に限らず多くの人々が座右の銘にしている。野村さんの訃報を受けてソフトバンクホークス・甲斐拓也捕手は沈痛な思いのなか、野村さんから「ピッチャーを支える存在になりなさい」と捕手の心得として『功は人に譲れ』の言葉を教わったことを明かしている。

『功は人に譲れ、恩は心に刻め、憎しみは水に流せ』の言葉は、元通産官僚でベンチャー支援のコンサルタント会社「一柳アソシエイツ」を主宰する一柳良雄氏も以前、BSテレ東『一柳良雄が問う 日本の未来』で「ある尊敬する先輩から教わりました」と紹介していた。

野村克也さんが座右の銘とした名言はいくつかあり、『勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし』もその一つである。これは江戸時代後期の大名、肥前国平戸藩の第9代藩主・松浦清(号は静山)が著した随筆集『甲子夜話』の一節で、野村さんは「勝因には奇跡やまぐれがある一方で、敗因にはセオリーから外れるなどの必然性がある」と解釈して野球にあてはめたようだ。

第13回講談社BOX新人賞Powersを受賞した『ノワール・レヴナント』や『教室が、ひとりになるまで』などの作品がある小説家・浅倉秋成氏は、Twitterで野村さんの座右の銘に着目すると「こんな素敵な言葉を引用できる博識さには本当に感動しますし、頭を使ってスポーツができる人はやっぱり抜群に素敵です」と感心していた。

野村さんはヤクルトスワローズの監督時代に、経験や勘に頼ることなくデータを駆使して科学的に進めていく手段「ID野球」を提唱して広め、自身のチームのみならずプロ野球界に貢献した。浅倉氏の「頭を使ってスポーツができる人」とはまさに野村さんを思わせる。

他にも「才能には限界がある。でも、頭脳には限界がない」や「一瞬のやる気なら誰でも持てる。でも、持続性のあるやる気は、深く認識したものだけに宿る」といった野村さんの名言は、何をやるにしても大切な心得である。

そんな野村さんが東北楽天ゴールデンイーグルスの監督時代に、ルーキー田中将大投手の活躍ぶりを「マー君、神の子、不思議な子 不敗神話はいつまで続くんだ」と表現したのは有名だ。

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