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【海外発!Breaking News】18歳でカルトリーダーの65番目の妻となり、脱退した女性「今も虐待は続いている」(米)

TechinsightJapan / 2020年6月23日 5時45分

「いつしか私はFLDSから異端児と呼ばれるようになり、そのうちラスベガス、テキサス州、サウスダコタ州などに連れて行かれ、逃げないように脅されたの。何度か脱走を試みたけど、そのたびに連れ戻され、抗精神病薬を飲まされて歩けなくなったこともあった。またFLDSのシニアメンバーから首を吊るロープを渡されて、自殺するように勧められたりもしたの。ウォレンは逮捕されてからも刑務所から細かい指示を出し続けて、権力を維持したの。彼の指示はどんどん厳しくなっていったわ。」

そして2013年、アリゾナ州コロラドシティでFLDS施設近くのトレーラーパークに監禁されていたブリエールさんは、ロックされていた窓のネジをハサミでこじ開けて脱走に成功。裸足のまま近所の家に駆け込み、FLDSの救済グループによって保護された。27歳のことだった。実はブリエールさんの名前はFLDSを脱退後に変えたもので、「私の両親、きょうだいはまだFLDSのメンバーで、家族とは脱退以来会っていない」と明かしている。



『Mirror』によると、ユタ州とアリゾナ州の境にあるショートクリーク付近にはまだ1万人ほどの信者が共同生活を送っているそうだ。男性は少なくとも3人の妻を持つことが奨励され、女性は男性のために子供をもうけ、FLDSに生涯をささげるよう教育を受ける。いとこ同士や、若い少女と年の離れた男性との結婚も多く、結婚相手を前日に告げられることも珍しくないそうだ。

ちなみにウォレンの息子ロイさんは、6歳から父親からの性的暴行が始まり、精神的虐待を日常的に受けたとしてFLDSを脱退し、2019年に26歳で自殺している。また娘のレイチェルさんも8歳から16歳までウォレンから性的虐待を受けたこと、18歳で父親が選んだ相手との結婚を強要されたことなどを明かしており、夫との間にできた5人の子供を連れてFLDSを脱退している。

2013年に脱退を果たしたブリエールさんは2017年、ユタ州ヒルデールの3階建ての住宅を購入し、FLDSを脱退した元信者らをサポートする「ショートクリーク・ドリームセンター(Short Creek Dream Center)」を運営している。この住宅はもともとウォレンが所有していた物件で、ブリエールさんがFLDS信者として生活していた場所でもあった。現在ブリエールさんは、スティーブンさんという男性と結婚して幸せに暮らしており、最後にこう締めくくった。

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