【海外発!Breaking News】赤ちゃんを癒し続けて14年、“ICUグランパ”86歳で逝去「人生は豊かで充実していた」(米)
TechinsightJapan / 2020年11月20日 21時17分
米ジョージア州アトランタの病院の集中治療室に入院する子供たちを、14年にわたりボランティアとして癒し続けてきたデイヴィッド・ドゥッチマンさん(David Deutchman)が今月14日、86歳で逝去した。約2週間半前の10月末に、ステージ4の転移性膵がんと診断されたばかりだった。“ICUグランパ”として多くの人に愛されてきたデイヴィッドさんの人生を『TODAY』『People.com』などが伝えた。
米ジョージア州アトランタ在住のデイヴィッド・ドゥッチマンさんは2002年、41年続けてきたインターナショナルビジネスのマーケティングの仕事を引退した。その後、地元大学で講義などをしていたデイヴィッドさんは2005年、「自由な時間をより有意義に過ごしたい」とアトランタの小児病院「Children’s Healthcare of Atlanta」を訪れ、毎週火曜は小児集中治療室(PICU)、木曜はNICU(新生児集中治療室)で赤ちゃんを抱っこするボランティアとして活動を始めた。
そんなデイヴィッドさんが“ICUグランパ”としてメディアに取り上げられたのは2017年のことで、当時のインタビューでは「12年で1000人以上の赤ちゃんを抱っこしたよ」と明かし、次のように語っていた。
「男友達が『今何をしているのか』って聞くんだよ。だから『赤ちゃんを抱っこして、ミルクを吐かれて、おしっこをひっかけられるんだ』と返すと、『なんでそんなことしてるんだい』って言われるんだ。」
「きっと彼らには、赤ちゃんを抱っこすることで得られる『素晴らしい報酬』ってものがわからないんだよね。」
「私は赤ちゃんとの温かい繋がり、愛、そして病院の雰囲気がとても好きなんだ。時には子守唄を歌い、保護者の手を握って『私がそばについているから、朝ご飯を食べてきていいよ』と声をかけ、ストレスを軽減する手伝いもする。たったそれだけだけど、赤ちゃんや家族にとってはとても意味のあることなんだ。」
ボランティアに第2の生きがいを見出したデイヴィッドさんだったが、コロラド州に住む娘のスーザン・リリーさん(Susan Lilly、55)もまた救急救命士のボランティアとして活躍している。父の死を受けてスーザンさんは「人のために尽くすことはとてもやりがいがあること。いくつになっても、人は生きる目的を見つけだすことが可能なのです」と語ると、在りし日の父を次のように振り返った。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
バービー、出産2週間前に転院していた 涙を浮かべその理由を告白「お産は理屈じゃなかった」
Sirabee / 2024年9月18日 4時15分
-
生まれたばかりの娘をこわごわ抱っこしていたパパ、7カ月後には…… 別人級の姿に230万いいね【海外】
ねとらぼ / 2024年9月14日 15時0分
-
赤ちゃんにミルクをあげている夫に「ちょっと来て!」と言われて…… “まさかの光景”に「人生5周目?」「生後2カ月で!?」
ねとらぼ / 2024年9月10日 8時30分
-
株式会社ARIA、地域医療強化のため訪問看護ステーション「縁」の事業譲受を実施
PR TIMES / 2024年9月2日 10時45分
-
遠隔ICUの普及を目指してクロスシンクと資本及び業務提携を開始
PR TIMES / 2024年8月24日 17時40分
ランキング
-
1ダミー会社でポケベル製造 イスラエル、米紙報道
共同通信 / 2024年9月19日 21時1分
-
2《深セン市で襲撃された10歳男児が死亡》「私の子が何か間違ったことをしたの?」凄惨な犯行現場、亡くなった男の子は「日中ハーフ」と中華系メディアが報道
NEWSポストセブン / 2024年9月19日 18時5分
-
3深セン日本人男児死亡 児童が通っていた日本人学校で保護者会
日テレNEWS NNN / 2024年9月20日 2時30分
-
4北京で日本企業幹部らと日本大使館が緊急会議
日テレNEWS NNN / 2024年9月20日 2時24分
-
5南ア中銀、0.25%利下げ FRBに続き緩和路線
ロイター / 2024年9月20日 1時50分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください