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【海外発!Breaking News】雪に埋もれても卵を温め続けたハクトウワシ 様々な試練を乗り越えるもヒナは孵らず(米)<動画あり>

TechinsightJapan / 2021年4月26日 5時0分

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どんなに厳しい環境でも我が子を守ろうとする親の愛情の姿を捉えた動画が話題を呼んでいる。動画は2つの卵を交代で温め始めたハクトウワシのつがいを、保護団体が定点カメラで撮影したものだ。吹雪の中で全身が雪に覆われてしまってもピクリとも動かず卵を温め続ける姿に、感動の声が寄せられた。しかし自然界は厳しいもので、懸命に温めた卵から我が子が孵ることはなかった。『Republic World』などが伝えている。

米カリフォルニア州ビッグベアレイクで自然保護活動を行う団体が、1月に卵を産んだハクトウワシの雌“ジャッキー(Jackie)”と雄“シャドウ(Shadow)”の巣にライブカメラを設置し、その様子をFacebookアカウント「Friends of Big Bear Valley and Big Bear Eagle Nest Cam」で報告し始めた。

ジャッキーとシャドウは湖沿いの木の上に巣を作り、1月7日に1つ目の卵を産んだ。スタッフによると、ハクトウワシは複数個の卵を産む場合、最後の卵を産んでから温め始めるという。これは卵がなるべく同時に孵るようにするための行動とのことだ。

しかしこれが仇となり、最初の卵は産んだ翌日にカラスに襲われてしまった。最初の卵に大喜びしていたスタッフらもこの結果には肩を落としたが、ジャッキーが再び卵を産む可能性に期待を膨らませた。

そして幸いにもジャッキーは1月10日に2つ目の卵を産んだ。その4日後には3つ目の卵を産んだが、この卵は産み落とす過程で割れてしまったそうだ。さらに2つ目の卵が再びカラスに襲われてしまい、全ての卵がダメになってしまった。

いくつもの試練が重なった2羽の子作りは、ここで小休止を挟んだ。木の枝を増やして巣の居心地を良くしたりと、2羽は次のステップに向けて着実に準備を進めたのだ。

その後、2月9日にジャッキーは再び1つ目、12日に2つ目の卵を産み、子作りは第2段階へと進んだ。前回の反省を活かしたのか、ジャッキーはすぐに卵を温める体勢に入り、カラスが近づくと威嚇して追い払った。



2羽は交代で卵を温め、片方が温めている時は新しい枝やエサを持ってきたりと互いに役目を果たした。その間にも、定期的に巣を訪れるリスが真夜中に突然飛び乗ってきたり、片方が交代の時間にやってこないと口喧嘩をしたりといくつかのトラブルが発生したものの、概ね順調に第2段階は進んでいった。

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