【海外発!Breaking News】前腕欠損の2歳児、同じ病気の子犬と出会う 「人と違っていい」と母親(カナダ)<動画あり>
TechinsightJapan / 2021年5月18日 21時50分
前腕が先天的に欠損し、妊娠中に医師から「中絶を勧めます」と言われたお腹の子が2歳になった。母親は妊娠中の心の葛藤や娘への想いをブログやInstagramに綴っており、子育ての経験を通して前向きな発信を続け人気を呼んでいる。そんな一家に最近、1匹の子犬がやってきたという。『FaithPot』などが伝えている。
カナダ、バンクーバー近郊に住んでいるヴァネッサ・マクラウドさん(Vanessa McLeod)は、妊娠19週の時に受けた超音波検査の翌日、お腹にいた第2子アイヴィちゃん(Ivy)に異常があることを告げられた。
助産師に「大切な話がある」と呼び出されたヴァネッサさんは「赤ちゃんの命に関わるような大変な病気なのではないか」と心配でたまらず、電話を受けた直後からずっと泣き続けたという。
ヴァネッサさんは「もしかしたら心臓の疾患かもしれないし、口蓋裂などの奇形かもしれない…と様々なことが頭をめぐり、胸がいっぱいでした。でも助産師は『この子には両方の前腕と両手がありません』と言うのです。四肢があるのは当然のことだと思っていた私は、まるで不意打ちのパンチを食らったようで呆然とし、その場で泣き崩れました。どうしたらいいのかわからなかったのです」と当時を振り返り、こう続けた。
「でも一緒に助産師の話を聞いていた私の父がこう言ったのです。『この子は私たち家族にとってなくてはならない存在になるよ。きっと様々なことを私たちに教えてくれるに違いない。必要な存在なんだ。この子は神様からの恵みだよ』とね。」
「ただその時の私は父の言葉の意味を理解できるはずもなく、その日は拒絶、怒り、悲しみ、罪悪感、絶望感…様々な感情に苛まれ、それをどう処理していいのかわからずに泣き続けました。夜は眠ることができず、腕がない子供たちのことや義手についてネットで調べ続けました。そうしているうちに少しだけ、『この子には希望があるのではないか』と感じることができたのです。」
「その翌日のことでした。私と夫はバンクーバー小児病院を訪れ、そこで衝撃的な言葉を突きつけられました。検査の後に私が期待していたのは『腕がなくても大丈夫。この子にたくさんの愛情を注いであげてください』―そんな言葉だったのに、医師はこう言ったのです。『この子は質のある豊かな人生を送ることができないでしょう。中絶を勧めます。少しだけ時間をあげますから、夫婦で話し合って下さい。』」
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