【海外発!Breaking News】本物そっくりのロボットドルフィン 水族館のイルカの解放を求めて開発(米)<動画あり>
TechinsightJapan / 2021年6月10日 6時0分
このほどイルカと子ども達が触れ合う微笑ましい様子を捉えた動画がSNSに投稿され、話題となっている。浜辺や水族館でよく見かける触れ合い体験サービスの一環だが実はこれ、本物のイルカではなくロボットなのだ。水族館の狭い水槽で生きるイルカたちを解放することを目的に作られたそうで、試験的に人々との触れ合いを行った際の動画だという。『Mirror』などが伝えている。
米バージニア州ノーフォークを拠点に動物の権利保護活動を行う団体「PETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)」が先月28日、Facebookに1本の動画を投稿した。
カリフォルニア州ロサンゼルスにある市民プールにて撮影されたというこの動画には、プールサイドに腰かけた子ども達に向かって泳ぐイルカの姿が映っている。イルカが水面から顔を出して愛嬌を振りまくと、子ども達には笑顔が溢れた。
「こんな風にイルカと触れ合ってみたいな」と自然に思ってしまう和やかな光景だが、このイルカ、実はロボットだというのだ。本物そっくりに作られた表皮で覆われ、滑らかに泳ぐその姿は本物と見間違うほどの完成度になっている。
泳ぐこと以外にも機能が備わっており、“はい”または“いいえ”で答える簡単な質問にも反応し、うなずいたり首を振るという反応を示すという。
“デレ(Delle)”という名のこのロボットイルカは、映画『フリー・ウィリー』や『アナコンダ』などのハリウッド大作に登場する動物の製作を担当した会社が発案したそうだ。
水族館の狭い水槽で生涯を過ごすイルカを解放したいと願って作られたもので、PETAで活動するキャサリン・サリバンさん(Katherine Sullivan)は「海で過ごしていた幼いイルカは、違法に母親が連れ去られてしまい、トラウマになってしまうこともあるのです」と明かしており、連れ去られた母親イルカは望まない妊娠などを強制されてしまう場合もあるという現状を話す。
また動物を用いてサービスを提供する活動に対して、現在ヨーロッパの約20か国ではサーカスでの動物使用禁止または制限をするという動きが出ている。しかしアメリカで行われているイルカとの触れ合い体験には、毎年何十万人が訪れており、このような触れ合いもイルカにとってはストレスになるという。
さらにイルカも自然の生き物なので時に事故が発生し、過去にはツアーで一緒に泳いでいたイルカが暴走して引きずり込まれたこともあった。
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