【海外発!Breaking News】空気銃の標的にされ両目と片耳を失った犬、愛情を受けて自分らしく生きるように(英)
TechinsightJapan / 2021年9月20日 21時0分
虐待を受け両目と片耳を失った犬“マギー(Maggie)”が今から3年前、新しい飼い主に引き取られて第二の人生を歩み始めた。マギーはつらい過去を持ちながらも人間が大好きで、セラピー犬として人々に愛を届けているという。『7NEWS』『YOU Magazine』などが伝えた。
イギリス在住の犬の調教師ケイシー・カーリンさん(Kasey Carlin、27)は2018年9月、ロンドン・ヒースロー空港で中東レバノンからやってきたメスのミックス犬“マギー(Maggie)”を迎えた。
当時5歳ほどで“アンジー(Angie)”という名で呼ばれていたマギーは、ベイルートで虐待されていたところを保護され、チャリティー団体がFacebookを通して引き取り手を探していた。それを知ったケイシーさんが名乗りをあげ、空港で対面したのだ。
ケイシーさんは「空港のスタッフと一緒だったマギーは、私のそばに来ると尻尾を振り、前脚を高く上げてきました。虐待を受けトラウマを抱えているかと思っていたのに、マギーはまるで猫のように体をすり寄せて私が挨拶をすると膝に顔をうずめてきたのです。あまりにもフレンドリーだったので拍子抜けしたほどです」と当時を振り返り、このように続けた。
「実はマギーを迎える少し前、元飼い主に虐待されて攻撃的だったアラスカンクリーカイの“ミシカ(Mishka)”を自宅に引き取ったばかりで、もう1頭の世話をするのは難しいと思っていたのです。でもマギーを引き取りたいという人はいつまでたっても現れず、一時的に里親となることに決めたのです。」
しかしながらケイシーさんはすぐに、マギーの受けた傷が心と体に深く刻まれていることを知ることになる。
「その夜のことでした。私の部屋で寝ていたマギーは夜中にクンクンと鳴き出したのです。今まで聞いたことがないような悲しい鳴き声だったので、私はマギーのそばにいって『大丈夫よ』と慰めたのですが、マギーは眠りながらうなされていたのです。私はその時、マギーがトラウマを抱え悪夢を見ているのだと確信したのです。」
「しばらくすると、今度は家の中に空気銃に使われるBB弾が多数落ちていることに気付きました。マギーに触ってみると皮膚の下に17個のBB弾があることが分かり、動物病院で検査を受けました。するとマギーの胸から肩にかけて約200個、顔、頭、全身から数百のBB弾が見つかったのです。その多くは顔に集中していました。」
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