【海外発!Breaking News】愛猫のため自宅庭に造ったジャングルジムに取り壊し命令 飼い主「誰にも迷惑をかけていない」(英)
TechinsightJapan / 2021年9月30日 13時7分
飼い猫にとって自由に行動できる外の世界は魅力的でもあるが、事故や病気など多くの危険にさらされることも事実だ。交通事故により愛猫を亡くした経験を持つイギリス在住のある夫妻は、彼らを危険から守るため自宅の庭に猫用の巨大ジャングルジムを造った。しかし近隣住民からの苦情により、取り壊すことになるかも知れないという。『The Sun』『The Mirror』などが伝えている。
英ブラックプールに住むエイドリアン・マーシャルさん(Adrian Marshall、60)と妻ロレインさん(Lorraine、42)は今年6月、自宅の庭にペットの猫のため巨大な専用のジャングルジムを造った。
しかし9月初め、地元自治体の計画執行官から「この建物は許可を得ていないため、取り壊さなければならない」と告げられたという。
これにショックを受けたロレインさんは、今の心境をこのように明かしている。
「胸が痛みます。これが使えなくなることを猫たちにどう言えばいいのでしょう。魂が削られそうです。これは時間をかけて造ったものだし、猫たちも気に入っています。これを撤去すれば私たちは相当なダメージを受けるでしょう。もうどうしたらいいのかわかりません。」
「家の前は交通量の多い通りで、猫たちを外に出すわけにはいきません。だからと言って家の中に閉じ込めておくのは彼らにとって残酷なことです。そんなの健康的ではないし、新鮮な空気が必要なのです。」
そして過去に交通事故に遭った愛猫たちについてこう語った。
「私たちがはじめて迎えた猫の“チャーリー(Charlie)”は1歳の時にスピード違反の車に轢かれて亡くなりました。2014年には14歳の“アルフィー(Alfie)”が、2020年10月には4歳の“フィービー(Phoebe)”も亡くなっています。2017年に事故にあった20歳の“ウィンストン(Winston)”だけはかろうじて助かりました。」
「フィービーを亡くしたのは、外に出してから5分後のことでした。ある男性がドアを叩いて知らせてくれましたが、フィービーはもう命が尽きて、体中血だらけでした。私たちはフィービーが生まれた時からずっとそばにいたので、あの瞬間に『もう耐えられない、もう十分だ』と思ったのです。」
そんな経験からマーシャル夫妻は地元ブラックプールタワーのジャングルジムを参考に、猫のための慈善団体「Furry Tails feline welfare」の助けを借りて1500ポンド(約225000円)の猫用ジャングルジム(キャティオ)を造った。それは木と鶏舎用の金網でできており、マーシャル家で飼われている10匹の猫たちが安心して遊ぶことができるものだった。
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