【海外発!Breaking News】定期的に献血に協力する犬と猫「危機に瀕している動物たちを助けたい」(英)
TechinsightJapan / 2021年10月2日 7時0分
人間だけでなく犬や猫も病気や手術の際に輸血が必要なケースがあるが、動物のための血液バンク制度はない。危機に瀕している動物たちを助けたい―その思いから愛する2匹のペットを定期的に献血に連れて行くカップルがいる。『Metro』『The Mirror』などが伝えた。
英ハートフォードシャー州ポッターズバー在住で大学の看護講師であるマンディー・パネルさん(Mandie Pannell、35)とパートナーのトーマス・ミルズさん(Thomas Mills、36)は、愛猫“ウィーズリー(Weasley)”と愛犬“スポック(Spock)”を定期的に献血に連れて行くという。これまでに5歳のウィーズリーは10回、6歳のスポックは5回の献血に協力している。
マンディーさんはベテランの献血ドナーであるウィーズリーをとても誇りに思っており、このほど動物の保険会社であるペットプラン社主催の「ペットプラン・ペット・アワード(Petplan Pet Awards)」の「ヒーロー・ペット・オブ・ザ・イヤー部門(Hero Pet of the Year category)」に応募したところ、見事決勝に進出したという。
この賞に応募した理由について、マンディーさんはこう語っている。
「ウィーズリーはとても協力的で、献血を怖がっている犬や猫を助けてくれます。私は動物の献血がもっと広まればいいと思って、ウィーズリーをペットプラン社主催の賞に応募しました。動物の、特に猫がドナーになれることはあまり知られていませんから。ここはイギリス、動物を愛する国です。誰かが飼っている動物をお互いに助けることができるのは、とても嬉しいことです。」
マンディーさんはすでにスポックを飼っていたが、2016年11月のマンディーさんの31歳の誕生日にウィーズリーを家族に迎えた。
トーマスさんが掲示板サイト「Gumtree」でウィーズリーのことを見つけて、『ハリー・ポッター』シリーズのウィーズリー家にちなんで名前を付けたそうだ。そんなウィーズリーについて、マンディーさんは「スポックとは喧嘩したり仲直りしたり、まるできょうだいのように仲良く過ごしています」と明かしている。
マンディーさんが動物の献血について知ったのは、2018年にウィーズリーが後ろ足を怪我して病院に連れて行ったことがきっかけだった。
「ウィーズリーを近くの王立獣医科大学(Royal Veterinary College)に連れて行った時のことです。診察を待っている間に『動物の献血ドナー募集』という看板を見ました。それまで動物も献血できるなんて知らなくて。献血前の8週間は薬を飲んではいけないので、怪我をしてから約3か月後に初めて献血をしました。猫の場合は3~4か月に一度の割合で行われ、ウィーズリーはちょうど10回目の献血を行ったところです。」
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