【海外発!Breaking News】バナナのように鮮やかな黄色いナマズ 遺伝子の突然変異が原因か(オランダ)
TechinsightJapan / 2021年10月25日 16時38分
オランダの湖で、鮮やかな黄色いナマズが釣り上げられて話題を呼んでいる。まるで人工的に着色したかのような色のこのナマズは、白変種と呼ばれる遺伝子の突然変異が原因だと考えられているようだ。大型種であるこのナマズを釣り上げた男性は、さらなる成長を期待してリリースしたという。『Live Science』などが報じた。
驚きのナマズを釣り上げたのは、ドイツ西部デュイスブルク在住のマーティン・グラーツさん(Martin Glatz)。マーティンさんは双子の兄弟であるオリバーさん(Oliver)とともに今月4日、オランダにある湖に釣りへ出かけていた。
プロの釣り人として生計を立てているマーティンさんはこの日、出資を受けているというスポンサーのドイツ釣り具会社「Angel Domäne」から提供された試作ルアーを使って釣りをしていた。
大きなカワカマスを狙っていたマーティンさんは、ルアーに魚が食いつくと期待を胸に力強く釣り竿を引いた。「47インチ(約119センチ)のカワカマスを釣り上げるのと同じくらい大変でした」と当時を振り返るマーティンさんは、かかった大物をやっとの思いで水面に引き上げた。
ところが徐々に姿を現した魚を目にしたマーティンさんは、「少しパニックになって、オリバーに網を持ってきてもらうのに叫んでしまったんだ」と当時の驚きを明かす。
マーティンさんが釣り上げたのは、まるで金のように輝く黄色いナマズだったのだ。ボートの上に引き上げる前に撮影された写真には、鮮やかな色で水の中でもひと際目立っているナマズの姿が写っている。
13歳の時に釣りを始め、今では週に2~3日は釣りをしているというマーティンさんも「こんなナマズは見たことがないですね。まだこの珍しい遭遇に驚いていますよ」と話した。
このナマズはヨーロッパに生息する“ヨーロッパオオナマズ(wels catfish)”という種類で、淡水魚で最大サイズと言われている。体長3メートル、体重は150キロにまで成長することもあるそうだ。
しかし一般的な個体は、通常のナマズと変わらず黒やグレーのような暗い色をしている。科学ニュースウェブサイト『Live Science』によると、今回発見されたナマズがここまで鮮やかな黄色の体を持っているのは、白変種と呼ばれる遺伝子変異が原因だという。
白変種は突然変異により体内の色素が減少し、体毛・羽毛・皮膚などが白くなるものだ。体が白くなる症状はアルビノと呼ばれる遺伝子異常でも見られるが、これとは原因が異なる。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
釣りあげた魚のカウンターアタック! 平和なフィッシングで発生した思わぬ珍事件に「魚さん、グッジョブ!」【米】
ねとらぼ / 2024年4月26日 15時5分
-
気性荒いオオメジロザメ、宮崎市の河口付近で釣り上げられる…専門家「見たら水辺から離れて」
読売新聞 / 2024年4月22日 11時47分
-
多彩なジャンルの釣り番組が旬を届ける 全方位ch
産経ニュース / 2024年4月20日 9時30分
-
親猫にはない新規の遺伝子変異により筋ジストロフィーを発症したネコの症例を報告
PR TIMES / 2024年4月18日 12時43分
-
【獣医師監修】サビ猫ってどんな猫? 飼い主なら知っておきたい性格や体重、迎え方から寿命の特徴まで徹底解説!
ねとらぼ / 2024年3月28日 12時5分
ランキング
-
1「プーチンおやじ」の機嫌を取り、「張り子のクマ」ロシアと抱き合う中国の本音
ニューズウィーク日本版 / 2024年4月26日 17時4分
-
2元大物映画プロデューサーの有罪判決破棄 告発の女優ら激怒 米国
AFPBB News / 2024年4月26日 16時3分
-
3ガザ休戦案で協議か=エジプト代表団がイスラエル入り
時事通信 / 2024年4月26日 23時11分
-
4「中国が米大統領選干渉」 ブリンケン国務長官
共同通信 / 2024年4月26日 23時32分
-
5「駐日米大使の醜聞もみ消し」 トランプ氏の公判で証言
共同通信 / 2024年4月26日 15時58分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください