【海外発!Breaking News】生まれつき子宮を持たない娘のために54歳の母が代理出産へ(豪)
TechinsightJapan / 2021年11月16日 5時0分
生まれつき子宮を持たないロキタンスキー症候群と診断された娘の願いを叶えるため、オーストラリア在住の54歳の母親が代理出産することを決意した。4度目の胚移植で妊娠することができた母親は2022年1月に孫である男児を出産する予定という。『The Sun』『The Mirror』などが伝えている。
豪タスマニア州リリーデール出身のミーガン・ホワイトさん(Meagan White、28)は11年前、生まれつき子宮を持たない稀な疾患であるロキタンスキー症候群と診断された。そのため妊娠や出産ができず、代理出産で母親になる夢を叶えることにしたという。
ミーガンさんは同疾患が発覚した時のことをこう振り返った。
「10代の頃、生理が始まるのを待っていたけど全然来なくて。17歳の時に母と一緒に医師の診察を受け、私がロキタンスキー症候群であることを知りました。つまり私は子宮を持たずに生まれてきたので生理が来ないと。卵巣は機能しているけど妊娠、出産をすることはできないと言われました。でも当時はまだ10代だったのでそんなに深くは考えていませんでした。」
しかし2015年に夫クレイドさん(Clayde、28)と出会ったことで、家庭を持って母親になりたいと思い始めた。
「ありがたいことに彼はいつも私のことを応援してくれました。どんなことがあってもいつかは親になるんだと。それで私たちは代理出産を検討し、2019年1月に代理店を通してアリソンさんというカナダ在住のボランティアの方が見つかりました。そしてその年の9月に現地で会うことができたのです。」
「オーストラリアに帰国して間もなく行った1回目の胚移植は失敗しましたが、2回目で成功しアリソンさんは2019年12月に妊娠しました。しかし2020年3月、お腹の赤ちゃんの腎臓が発達していないため生きることはできないと医師に告げられ、妊娠21週で流産しました。みんな心を痛めていたし、私はもう諦めてしまいました。そしてパンデミックのせいで海外への渡航が禁止され、全てが不可能になったのです。」
ミーガンさんの苦しむ姿に心を痛めていた母親マリー・アーノルドさん(Maree Arnold、54)は代理出産について調べたところ、自分が代理出産できる可能性があることを知ったという。
そして詳しい検査を受けた結果、医師はそれが可能であると判断した。
マリーさんは「娘のために何でもしてあげたいと思っていましたが、まさか自分が代理出産のボランティアをすることになるとは想像もしていませんでした。なぜなら妊娠するような年齢ではないし、すでに閉経していたからです」と明かし、妊娠に備えて子宮内膜を厚くするための投薬を開始したそうだ。
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