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【海外発!Breaking News】15歳で酸攻撃を受け「生きたまま焼かれたような苦しみ」を味わった女性、人をインスパイアする“戦士”に(印)<動画あり>

TechinsightJapan / 2021年11月24日 21時0分

【海外発!Breaking News】15歳で酸攻撃を受け「生きたまま焼かれたような苦しみ」を味わった女性、人をインスパイアする“戦士”に(印)<動画あり>

インドでは「花嫁の持参金が足りない」「交際や結婚を拒否された」などといった理由で、女性が酸攻撃の標的にされることが多く、被害者は心や身体の傷に一生苦しむことになる。このたび15歳で酸攻撃に遭った女性(28)が自身の過酷な経験を語り、「被害者に落ち度はない。前を向いて生きよう」と呼びかけた。『Hashtag Our Stories』などが伝えた。

インドのオリッサ州出身で28歳のプラモディーニ・ラウルさん(Pramodini Roul、以下、ニックネームでラニさん)は2009年4月18日、まだ15歳の時に酸攻撃に遭った。ラニさんを襲ったのは当時28歳だった陸軍兵士サントッシュ・ベダンタ(Santosh Bedanta、40)で、結婚の申込みを断られたことで犯行に及んだ。

事件から12年が経過し、ラニさんはサントッシュが酸攻撃に至った理由やその後の地獄のような苦しみについてこのように述べた。

「サントッシュは私の情報を集め、一方的に結婚を申し込みました。しかし『ノー』を突きつけると、学校の帰り道に『結婚しないと酷い目に遭う』と脅してきたのです。そして後日、彼は友人が運転するバイクの後部座席に乗り、私の目の前でボトルを開け、中に入っていた酸を私の頭に振りかけました。私はなんとか避けようとしましたが、勢いを止めることはできませんでした。」

「酸をかけられた数秒後、私はまるで生きたまま焼かれているような苦しみに襲われました。頭に触れると髪が抜け、酸が全身に広がっていくのが分かりました。酸は目や口にも入り、私は呼吸困難に陥り、肌が黄色に変わりました。私はパニックと痛みで泣き叫び、病院に搬送されると薬で眠らされ、身体を包帯で巻かれ設備の整った大きな病院に転送されました。」

ラニさんはこの酸攻撃で身体の80%に熱傷を負い、両目の視力と片耳を失った。集中治療室には9か月間入院し、酷い痛みから母親に「お願いだから毒をちょうだい」と懇願したこともあった。そうして感染症と闘いながら数度の皮膚の再建手術を受け、5年間をベッドの上で過ごした。

それでも傷口は次第に乾き、ラニさんは皮膚が癒えていくのを感じた。また感染症の治療で入院をしていた2014年、病院に頻繁に出入りしていたサロージ・クマール・サフーさん(Saroj Kumar Sahoo)と出会って恋に落ち、2018年のバレンタインデーに婚約した。

「家族や周囲の理解を得るのには時間がかかった」と語る2人だが、その後一緒に暮らすようになり、今年3月1日に結婚した。かつらを被り綺麗にお化粧したラニさんの結婚式には酸攻撃のサバイバーを含む1000人以上が出席、2人の門出を祝っている。

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