【海外発!Breaking News】火事を知らせ保護してくれた家族を救った迷子犬 SNSで話題となり半年ぶりに飼い主と再会(米)
TechinsightJapan / 2021年12月11日 5時0分
首輪をしたまま自宅近くに現れた迷子犬が火災をいち早く知らせ、保護してくれた家族の命を救ったと話題を呼んでいる。半年以上飼い主が見つからなかった犬だったが、今回の勇敢で賢い行動がFacebookで拡散されると、ついに飼い主が見つかり再会することができたという。『The Western Journal』などが詳細を伝えた。
米バージニア州ワイズ郡ビッグ・ストーン・ギャップ在住のチャリティ・ゴロウェイさん(Charity Golloway)は5月28日、自宅近くで1匹の犬が歩き回っていることに気付いた。
首輪をしていたため飼い主と離れていたのだろうと思ったが、数日経っても同じ場所にとどまっていたという。迷子犬だと察したチャリティさんは、犬の写真を撮ってFacebookに「誰か迷子の犬を探している人がいたら連絡をください!」と投稿した。
飼い主が現れるまでの間、チャリティさんは自宅から5フィート(約1.5メートル)の場所に簡易的な犬小屋を用意した。すると犬はそこに寝泊まりするようになり、フレンドリーな犬を気に入ったチャリティさんは“バター(Butter)”と名付けて2人の子どもたちと一緒に可愛がっていた。
しかしいつまで経っても飼い主らしき人物からの連絡はなく、そのまま半年以上が経過した今月2日午前2時、外にいたバターが突如激しく吠え始めたという。当時既に就寝していたチャリティさんだったが、普段はあまり吠えることがないので「何かおかしい」と感じて窓からバターの様子を確認すると、家の近くで赤く燃える炎が目に入った。
これは犬小屋に設置していた暖房代わりのランプが火元となった火災だった。チャリティさんは「炎はすぐに勢いを増して燃え始めました。あまりに早く燃え広がるので本当に驚きましたよ」と当時を振り返った。
バターはいち早くこの異変に気付き、火災報知器が鳴り出す前に吠えてチャリティさんたちに危険を知らせたという。出火場所はチャリティさんの家に近い場所だったため燃え移ってしまう可能性が高かった。しかし早い段階でバターが知らせてくれたため、チャリティさんの息子がすぐに庭のホースを使って消し止めることができたのだ。
バターのおかげで最小限の被害で済んだチャリティさんは「バターは何か異変が起きていることに気がついて、『誰かに知らせないと!』と思ったんでしょうね。本当に賢い子ですよ」「もしバターがいなかったら、もっと酷いことになっていたと思います。バターが庭に迷い込んできてくれて本当に良かったです」とバターを褒め称えた。
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