【海外発!Breaking News】娘の代わりに“自身の孫”を代理出産した50歳母親「この子は娘への贈り物」(米)
TechinsightJapan / 2022年6月11日 23時30分
先月17日、50歳の女性が娘の代わりに代理出産したというニュースがアメリカより届いた。娘は病気により妊娠できなくなってしまい、その様子を見た母親が代理出産を決意したという。リスクを承知しながらも自ら孫を出産した女性は「子どものためだったら何だってします。産まれた子は娘への贈り物なんです」と今回の代理出産に至った経緯を『KSL News』で明かした。
米テキサス州エルパソ在住のケイトリン・ムノスさん(Kaitlyn Munoz、25)は7人のきょうだいに囲まれて賑やかな環境で育ち、現在の夫であるミゲル・ムノスさん(Miguel Munoz)と結婚してからは自身も素敵な家族を持ちたいと強く願っていた。しかしその願いとは裏腹に3年間妊活に励んだが、なかなか実を結ばなかった。
のちに子宮内膜症と診断されたケイトリンさんが体外受精を試みたところ、ようやく妊娠して2019年に第1子である息子キャラハン君(Callahan)を出産した。出産時にケイトリンさんは合併症を発症し妊娠33週で産むことになったが、その後のキャラハン君はすくすくと成長しているという。しかし自己免疫疾患であるシェーグレン症候群と診断されたケイトリンさんは医師から「さらなる妊娠は難しい」と言われ、辛い事実と向き合うことになった。
もう1人子どもが欲しいと考えていたケイトリンさんは今後どうするべきか悩み、ユタ州プレザント・グローブに住む母親のチャリス・スミスさん(Chalise Smith、50)に相談した。チャリスさんは「もう自分では子どもを産むことができないと知った日にケイトリンは自身の気持ちを打ち明けた動画を送ってくれて『代理出産か養子縁組を考えている』と話していました。娘が自分の家族を築くのに苦労している姿を見るのは本当に辛かったですね」と当時を振り返った。ケイトリンさんはキャラハン君を妊娠した時に残った胚を2つ保管していたため、代理出産を依頼することが可能だった。
これまでなかなか妊娠できなかったケイトリンさんの様子を見守っていたチャリスさんは、娘と今後について話し合った時に「自分が代理出産できるかもしれない」と直感的に感じたそうだが、その気持ちをケイトリンさんにすぐ打ち明けず数週間ほど自分の中でよく考えたという。
8人の子を持つチャリスさんは「私は母親として、子どもたちの人生に感情移入してしまうのです。だから自分自身に『何をしようとしているのか本当に分かってる?』と問いかけました。ただ感情的になって決めたのではなく、これは娘のためであり正しい選択であると確かめたかったのです。50歳を目前に人生の新たなステージで代理出産を経験することに、これが本当に正しいことなのか、サポートがあるのかなど確認する必要もありました」と簡単ではない選択に頭を悩ませた。
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