【海外発!Breaking News】重篤な病気を抱えた女性、片目の眼球を失うもSNSで人気を集める(英)<動画あり>
TechinsightJapan / 2022年6月23日 6時0分
イギリスに住む片目の眼球を失った女性が、自分の障がいを物ともせず笑いに変えることで多くの支持を得ている。女性は自分の義眼を使ったユニークな動画をSNSに投稿し、人気を集めているのだ。『New York Post』『The Mirror』などが伝えた。
英マンチェスター在住のサラ・ハリスさん(Sarah Harris、36)は病気で片目の眼球を摘出し、現在は義眼をつけて生活している。そんなサラさんは、TikTokに義眼を使うなどしたショートコント風の動画を投稿しており人気となっている。
サラさんは生まれつき神経組織に腫瘍ができる遺伝性疾患「神経線維腫症」を抱え、さらに「乳児緑内障」という眼内の液体がきちんと排出されず眼圧が上昇する稀な先天性疾患と診断された。その後、5歳の時に片目の眼窩(眼球の入っているくぼみ)内の圧力により脳が圧迫されていることが判明した。
サラさんは圧迫された片目のせいで「ポップアイ」「片目のジャック」などと言われ、学校ではいじめられる毎日だったそうだ。そのうえ下顎の一部が正しく形成されなかったため言語療法を受けており、読み書きに少し遅れが出ていた。そんなサラさんが片目の眼球を摘出することになったのは、16歳の時だった。サラさんはこれまでの人生で30回もの手術を受けてきたといい、当時は常に目に痛みを感じるうえに度々感染症に悩まされていたいう。
そんな生活に肉体的に精神的にも耐えられなくなったサラさんは、眼球の摘出手術に躊躇はなかったそうだ。彼女は当時をこのように振り返っている。
「常に痛みもあったし、感染症にもかかっていたので決断に迷うことはありませんでした。手術をしなければ、もっと悪い状況になっていたかもしれないのです。でもこの手術は眼球だけでなく眼窩自体を失うものだったので、それに伴う問題を解決する必要がありました。これほどの手術がそれまで行われたことはなかったので、当時は少し心配でした。」
「ただ放置したままでは腫瘍が脳にまで広がってしまい、もっと大変なことになる可能性もあったでしょう。もしかしたら完全に失明してしまったかもしれません。」
「手術後は、新しく作った眼窩を固定するために圧迫包帯をつけなければなりませんでした。また眼窩に4つのアバットメント(支台)を埋め込む手術もその後受けたのですが、目の周りの残った骨に穴を開けなければならず、骨は薄いのでとても危険な手術でした。」
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