【海外発!Breaking News】2年前に亡くなった夫の凍結精子で妊娠、出産した女性「まるで夫と再会したよう」(英)
TechinsightJapan / 2022年6月24日 23時30分
今年5月、イギリス在住の女性が亡き夫との間に授かった男児を出産した。夫は脳腫瘍のため2年前に他界しており、闘病中に凍結した精子を使って妊娠したという。男児は日を追うごとに父親に似てきたそうで、女性は「息子を通じて亡き夫の存在を感じる」と話している。『WalesOnline』『The Mirror』などが伝えた。
イギリス在住のローレン・マクレガーさん(Lauren McGregor、33)は5月17日、亡き夫クリスさん(Chris、享年37)との間に授かった息子セブ君(Seb)を出産した。
クリスさんは脳腫瘍のため2020年7月に他界しており、ローレンさんはこのほど彼の凍結精子を使って妊娠、出産したという。
ローレンさんはクリスさんの闘病生活をこう振り返っている。
「クリスとは幼なじみで子供の頃から知っていましたが、交際して数か月後の2013年10月に症状が出始めました。クリスは体調を崩すことが多くなり、ちょっと立ち上がるだけでほてりが出るようになって。12月のある日、私たちは電話をしていて途中で切れてしまったんです。そういった場合はクリスがかけ直すと決めていたので、私は電話を待っていました。でもかかってきたのは1時間後で、彼は私の名前が分からなくなったと言ったのです。」
「すぐに家庭医に予約を入れましたが、医師からは救急病院に行くように勧められ、いくつかの血液検査を行い、CTスキャン検査で脳に腫瘍があることが判明しました。そして2014年3月に脳外科手術を受けて腫瘍の95%を取り除くことができ、1年後にはほぼ完治していました。」
2016年に再発が確認されたクリスさんだったが、手術できるほどの大きさではなかったため化学療法と放射線療法を行ったそうだ。そして2019年11月には2つ目の腫瘍が見つかり、2020年1月に再び化学療法を開始した。その結果、3か月後には2つ目の腫瘍は消え、1つ目の腫瘍の成長も食い止めることができたという。
そんな中パンデミックが起こり、免疫力を低下させたくないという理由から彼の化学療法は一旦中止となったが、2020年5月に症状を訴えたクリスさんが詳しい検査を受けたところ、腫瘍は想像以上に大きくなっていた。同年7月、彼は帰らぬ人となった。
その後、クリスさんの凍結精子を使って妊娠、出産することを決意したローレンさんは「赤ちゃんを授かることは私たちが何年も望んでいたことで、クリスは闘病中に精子を凍結していたんです。彼を亡くしたことは人生で最悪な出来事でしたが、いなくなった後も私たちの愛を育むことができるようにしてくれたのです」と話した。
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