【海外発!Breaking News】「缶コーラとほぼ同じ大きさだった」体重374グラムで誕生した男性が30歳に(豪)
TechinsightJapan / 2022年7月2日 22時0分
そのように明かしたゲイルさんは、早産児の家族を支援する非営利団体「早産児親の会(Pre-Term Infants Parents’ Association)」のメンバーとして現在も活躍中で、これまで何度もジョナサンさんを連れて「Mater Mothers’ Hospital」を訪れ、早産児を持つ家族に自らの経験を共有してきたという。
「Mater Mothers’ Hospital」の新生児学部長であるピタ・バーチ博士(Pita Birch)は「小さな赤ちゃんをケアする体制が整っていなかった時代に彼が生き延びたという事実は、本当に素晴らしいことです。現在の新生児集中治療室のようなハイテク機器を一切使わずに、小さな赤ちゃんに機器をつなぎ合わせて治療を施すことができたのですから。本当にすごいことです」と述べており、ジョナサンさんの担当医であったトゥデホープ氏を称賛している。
一時は「生存している最も小さな早産児」としてオーストラリアのギネスブックに登録されたこともあるジョナサンさん。現在の体重は約60キロで、それはコーラの缶150本分の重さに相当するという。
幼い頃からダンス教室に通ったことがきっかけで、ダンスに情熱を燃やすようになったジョナサンさんはダンススクールを経営しながら幸せで健康な生活を送っているそうで、このように語っている。
「毎日生きていることがとても幸せです。自分がいかに小さく脆い存在だったかを思うと、非現実的で時に恐ろしくなります。時々『ああ、もしかしたら私はここにいなかったかもしれない』と思うこともあります。私はこれまで健康上の問題もなく、ごく普通に育ってきました。私が誕生したことで、医師がたくさんの小さな赤ちゃんを救えるようになったこと、また早産で生まれた子の母親が希望を持てるようになったことは本当に良かったし、とても嬉しく思っています。」
画像は『ABC 2022年6月26日付「‘Coke Can Kid’ Jonathon Heeley’s survival as Australia’s smallest baby was uncertain in 1992. Next week he turns 30」(Supplied)(Supplied: Annette Dew)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)
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