【海外発!Breaking News】強い感情に反応するアレルギーを抱える女性 「笑ったり泣いたりすることもリスクがある」(英)
TechinsightJapan / 2022年7月9日 4時0分
イギリス在住のある女性は強い感情に対してアレルギー反応を起こす珍しい免疫疾患を抱えている。笑ったり泣いたり、ストレスを感じたりすることで致命的な症状を引き起こす可能性があるその疾患により、ほぼ毎日アレルギー症状に悩まされたという女性はこれまで500回以上の入院を経験したという。現在は薬物治療により症状は落ち着いている女性だが、常にリスクのある生活を送っているため「自分を生かすことが今の私の仕事だ」と語っている。『The Mirror』『New York Post』が伝えた。
英ノッティンガムで暮らすナターシャ・コーツさん(Natasha Coates、27)は、稀な免疫疾患である「マスト細胞活性化症候群(MCAS)」を抱えている。
マスト細胞(別名、脂肪細胞)とはアレルギーを引き起こす細胞で、体中の血管周囲を中心に皮膚や皮下組織、肺、消化管、肝臓などに存在している。そしてその細胞が過剰に働くことで大量の化学物質を放出し、あらゆるものにアレルギー反応を起こすようになる病気が「マスト細胞活性化症候群(MCAS)」だ。
ナターシャさんはその症状についてこう明かした。
「強い感情を抱いたり、ストレスを感じたりすると私の体内でマスト細胞が過剰に反応してアレルギーが出てしまいます。汗をかいたり笑ったり泣いたりするだけで致命的な症状を引き起こす可能性もあるんです。ある夜、友達と遊んで大笑いしていたら舌と喉が腫れ上がって息が苦しくなることがあって…。友人が救急車を呼び、エピペン(アナフィラキシーに対する緊急補助治療に使われる注射)を使って助けてくれたので窒息死せずにすみました。」
「食事に関しては、今日は大丈夫でも次の日になるとアレルギーが出ることもあります。鶏肉、ジャガイモ、ブロッコリーは大丈夫なので、それだけを食べていたら栄養不足になることもありましたね。他にも運動したり、暑さや虫刺されなどのほんのわずかなきっかけでもアレルギーを発症するし、ボディースプレーや掃除用具、アロマキャンドルなどにも反応します。」
子供の頃からさまざまな食品に対して奇妙な反応が起きて調子を崩すことがよくあったというナターシャさんだが、その頃はちょっと自分が敏感なだけだと思っていたという。そんなナターシャさんが最初にアナフィラキシーショックを経験したのは18歳の時で、人前で行われる大きなイベントに参加した彼女は突然、めまいに襲われ体が震え呼吸困難に陥ったそうだ。当時、医師からは「人間の体は、こういうアナフィラキシーショックが起こることがあるんです」と言われ、ナターシャさんは「一生に一度のことだろう」と思いながら家に帰ったのだが、その後2週間で8回も同じ症状に見舞われたという。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
「顔の左半分が動かない」葉加瀬太郎、顔面神経麻痺のラムゼイハント症候群を公表 全国ツアーは予定通り決行「コンサートは僕の人生そのもの」
ねとらぼ / 2024年9月6日 17時55分
-
日本メドトロニック 新しい心房細動治療用カテーテル「PulseSelect(TM) PFA Loopカテーテル」の保険適用開始
PR TIMES / 2024年9月4日 21時40分
-
短鎖脂肪酸で腸内環境を整える ~免疫力向上のススメ~
Digital PR Platform / 2024年9月4日 11時0分
-
医学博士が力説!「アレルギー予防」のため“積極的に食べたい食品”と“避けたほうがいい食品”
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年9月1日 14時30分
-
「一番なりたくない病気」と語る医師も…潜在患者1000万人以上の「ナゾの病」化学物質過敏症とは何か
集英社オンライン / 2024年8月20日 8時0分
ランキング
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください