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【海外発!Breaking News】強い感情に反応するアレルギーを抱える女性 「笑ったり泣いたりすることもリスクがある」(英)

TechinsightJapan / 2022年7月9日 4時0分

そんなナターシャさんが「マスト細胞活性化症候群(MCAS)」と診断されたのはそれから2年後のことだった。

「アレルギー反応が起きるのはほぼ毎日のことで、これまで500回以上入院しています。20歳の頃には自分の葬儀を計画したほどです。今は薬物療法がうまくいって落ち着いているので、前ほど発作が起きることもありませんが、最近では夜中の1時にアナフィラキシーで目が覚めて、枕元に置いてあるエピペンで対処しました。最初のうちは発作が起こるたびに怖かったけど、今はもう慣れました。」

そう語るナターシャさんはもともと体操選手として活躍していたそうで、病気発覚後も変わらず競技に打ち込んできたという。



これまで全英障がい者選手権(Disability British Championships)において20以上のタイトルと30数個のメダルを獲得してきたという彼女は、現在の生活についてこのように述べている。

「体操は私に多くのものを与えてくれます。体力面だけでなく、精神面でも私を救ってくれました。汗をかくとアレルギー反応が出ることもありますが、これまでの経験からどこまで自分を追い込めるか分かっていますし、アレルギー反応は家で何もしていない時にも起こります。それなら外で生活している方がいいのです。」

「現在は一人暮らしをしていますが、週に5日介助者(パーソナル・アシスタント)が来てくれて自立した生活を助けてくれます。また突然の発作に備えて、腕時計のボタンひとつで救急車を呼べるようになっています。私は常にリスクを考えて行動していて、外出時には薬を十分に飲んで、レストランのメニューや最寄りの病院がどこかなどを確認しています。今の私にとって自分を生かすことがいちばん大切なことなのです。」

画像は『Natasha Coates 2022年6月4日付Instagram「Feeling rather patriotic in @quatrogymnastics」、2022年5月28日付Instagram「TW: medical stuff」、2021年10月17日付Instagram「British Disability Championships 2021.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

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