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【海外発!Breaking News】「性別披露パーティー」で滝を青く染めた主催者に罰金刑か(ブラジル)<動画あり>

TechinsightJapan / 2022年10月18日 10時0分

【海外発!Breaking News】「性別披露パーティー」で滝を青く染めた主催者に罰金刑か(ブラジル)<動画あり>

ブラジルで行われた赤ちゃんの性別披露パーティーが、SNSで波紋を呼んでいる。パーティーの主催者が青色の染料を滝の水に注ぎ、赤ちゃんの性別が男の子であることを参加者に発表したのだ。その後、ブラジル当局は環境リスクについての調査を開始したが、パーティーの主催者は罰金刑を受ける可能性もあるという。『The Washington Post』などが伝えている。

最近ではお腹の赤ちゃんの性別を明かすために、豪華なパーティーを開く親が増えているようだ。Instagramで検索してみると、約52000件の性別披露パーティーの投稿が見つかった。しかしここ数年は、大掛かりな演出が山火事や飛行機事故、環境破壊などをもたらして問題となっている。

9月25日にブラジル中部のマトグロッソ州で性別披露パーティーが開催されたが、このパーティーはのちに多くの非難を浴びることとなった。屋外で行われたパーティーでは、ピンクとブルーの風船や巨大なコウノトリ、そして色とりどりの噴煙を空中に発射する流行のパウダーキャノン砲が登場した。しかし演出がエスカレートし、なんと滝全体を青く染めてしまったのだ。この出来事を受け、環境リスクについての調査が行われることになった。

マトグロッソ州環境特別省(以下、SEMA)の広報担当者が『The Washington Post』に語ったところによると、今回の行き過ぎたパーティーはブラジル連邦環境法に違反する行為という。どのような罰則や罰金が適用されるかは今後の調査によって決まるが、SEMAはパーティーの主催者が環境を害した罪で起訴されることを述べた。

汚染された滝は「カショエイラ・ケイマ・ペー(Cachoeira Queima-Pé)」として知られている。高さ18メートルのこの滝は、エコツーリズム(eco-tourism:自然環境や歴史・文化を体験し、学ぶことを目的とした旅行スタイル)の観光地や多くの滝がある地域「タンガーラ・ダ・セラ(Tangará da Serra)」に位置している。SEMAによると、この滝の水は「ケイマ・ペー(Queima-Pé)」という名前の川に繋がっており、この川の水はここ数年深刻な干ばつに悩まされている同地域の重要な淡水源になっているそうだ。

ブラジルの林業技士でコンテンツ制作者のヴァネッサ・コスタさん(Vanessa Costa)は、Twitterに「性別披露パーティーをする方法はたくさんあるのに、彼らは環境に影響を与えるものだけを選んだ」と綴っている。Instagramに投稿されたフォローアップ動画で、コスタさんはこの演出が引き起こし得る害について掘り下げており「水を染めるという行為は汚染です。水を汚しているわけですから、環境への影響があります」と訴えた。

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