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【海外発!Breaking News】「性別披露パーティー」で滝を青く染めた主催者に罰金刑か(ブラジル)<動画あり>

TechinsightJapan / 2022年10月18日 10時0分

Twitterに公開されたコスタさんの動画を見てみると、岩から流れ落ちる滝の色はパウダーキャノン砲から放出される鮮やかな青色の煙と同色になっている。また染料の影響で、滝つぼの水の色も青くなっていることが分かる。環境汚染の現場を前にして、パーティー参加者は事の重大さに気が付いている様子はない。人々は赤ちゃんの性別が男の子だと分かり、抱き合って祝福していた。

パーティー参加者が撮影した元のオリジナル動画はInstagramに投稿後、批判を受けたために削除されたという。Twitterでこのパーティーの動画を見た人からは、「日々、人々は無知になっていく」、「刑務所に入ることを望んでいる」、「環境を自分の遊び道具にしないこと。環境とそこに棲む生き物を大切に」といった非難の声が多数見受けられた。

今回のパーティーについて報告を受けたSEMAもコスタさんの主張に同意しており、パーティーの翌日26日に調査団を派遣した。そして滝のサンプルを採取したところ「水の色などの物理的パラメータに変化はなく、地元の魚の死骸もなかった」と明かした。しかし調査はまだ進行中で、SEMAはマットグロッソ州公共省の援助を受けているそうだ。

水質が直ちに変化したようには見えないが、SEMAは水中に物質を投棄する行為について「違反行為にあたる」と述べている。ブラジルの法律では、固体、液体、気体の廃棄物やゴミ、油や油性の物質を投棄すると、人間の健康への影響、動物の死亡率、生物多様性の破壊度に応じて5,000~50,000ブラジルレアル(約14万~140万円)の罰金刑が科される。



パーティーの主催者の1人は、水を染めるために化学製品が使われることを知らなかったとSEMAに話した。代わりに家族が責任を負うことになり、告訴のために呼び寄せられたという。

なお今回のパーティーは稀な例ではなく、2021年には米カリフォルニア州のカップルが使用した発煙筒が大規模な山火事を起こし、過失致死罪で起訴された。他にも性別披露パーティーは爆発を引き起こしたり、飛行機事故などで死者が発生していた。

É sério que acharam uma boa ideia colocar corante numa cachoeira?!Tantas maneiras de fazer um chá revelação e conseguiram escolher justo uma com impacto ambiental. pic.twitter.com/YePJ0lPhhQ— A Eng. Florestal do YouTube 🌳 (@vanecosta10) September 26, 2022

画像は『A Eng. Florestal do YouTube 2022年9月26日付Twitter「É sério que acharam uma boa ideia colocar corante numa cachoeira?!」』『The Washington Post 2022年9月30日付「They dyed a waterfall for a gender reveal. An investigation followed.」(Secretaria de Estado de Meio Ambiente do Mato Grosso)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 H.R.)

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