【エンタがビタミン♪】『もののけ姫』8回目のテレビ放送に反響は。「何回見ても素敵」、「トラウマになった」

TechinsightJapan / 2014年7月5日 19時30分

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スタジオジブリのアニメ映画『もののけ姫』が7月4日にテレビで放送された。今回でテレビ放送は実に8回目となる。それだけに映画や1回目のテレビ放送を見た人々は15年以上を経ており、一方で今回の放送で初めて『もののけ姫』を知ったというパターンもあった。放送後にはそうした様々な視聴者からネットで感想がつぶやかれている。

1997年7月12日に公開された宮崎駿監督によるスタジオジブリのアニメ映画『もののけ姫』が、最初にテレビ放送されたのは1999年1月22日だった。2014年7月4日に日本テレビ系『金曜ロードSHOW!』で放送されると、相変わらず大きな反響があって作品の魅力の深さを思わされた。

アイドルグループAKB48のメンバーも『もののけ姫』を見た感想をGoogle+やツイッターで伝えているが、世代による違いがあって面白い。倉持明日香(24)は『倉持明日香(asuka_k911) ツイッター』で、「もののけ姫よかった…こんなに何回も何回も見てもいいなんて素敵すぎる」とつぶやいており、音楽のリコーダーのテストでそのテーマ曲を吹いて「一番高い音をはずした」経験も明かした。

一方で15歳の平田梨奈は『平田梨奈 Google+』で「もののけ姫みたけど、なんかむずかしすぎて意味わかんなかった」と率直に伝えている。他にもHKT48・下野由貴(16)が『下野由貴 Google+』で「ジブリの中で一番好き! サンがかっこよすぎ!」とやはり『もののけ姫』についてコメントしている。

映画『もののけ姫』は公開時から、ジブリならではの精密で迫力に溢れる画とともに豪華な声優陣が話題となった。山犬のモロに美輪明宏、イノシシの乙事主に森繁久彌、エボシ御前に田中裕子、ジコ坊に小林薫、老巫女ヒイさまに森光子を起用するなど大胆で豪華なキャストだ。主人公のアシタカには松田洋治、サンには石田ゆり子といったジブリ作品経験者の2人を起用して作品をしっかりリードさせた。

タタリ神やシシ神、コダマ(木霊)といった大自然の精霊のようなキャラクターのイメージも強烈だが、宮崎駿監督は「この映画にはやりたくて溜めてきた素材が三つも四つも入っている」と語っている。そのうちのひとつ『生きる』というイメージについては、「滅亡していく動物がいるようにいずれは人類がそこへ向かうが、チェルノブイリで暮らす人々がキノコやじゃがいもを『汚染してるんだよ』と言いつつ平気で食べるように、けっこう楽しく生きようとするのではないか…」といった主旨を明かしたこともある。

“『もののけ姫』はこうして生まれた。”を著した浦谷年良氏によると、宮崎監督が伝えたかったのは「子供たちの心の空洞」、「至る所に起こる差別」、「人間と自然との関わり」、「人間の憎悪の増幅作用、殺戮へ突き進む闘争本能」、「神秘主義と合理主義の対立」になるという。

つまり『もののけ姫』は迫力あるアニメ作品としてだけでなく、その奥に示される深いメッセージを読み取る楽しみ方もあるのだ。平田梨奈が「むずかしすぎて意味わかんなかった」と感想を述べたのは、そこに描かれたメッセージを感じたが言葉にするには難しいということなのかもしれない。

一般の視聴者のツイッターでのつぶやきにも、「もののけ姫は小1の時にタタリ神が骨になっていくシーンで、トラウマ植え付けられた作品」、「もののけ姫はトラウマで10年以上見てないんだよなぁ…」という内容が少なくない。子ども時代にその衝撃的な映像にショックを受けたようだ。「本日人生初めてのもののけ姫みました。 衝撃すぎてしばらくフリーズ…」、「もののけ姫から得られる教訓は『触らぬ神に祟りなし』だと思うことにしている」という感想もあった。

一方で、小学校中学年頃に観た時は「内容が全く把握できなくて」という視聴者は、「この歳になってやっと話を理解。台詞の意味もわかるようになり、『奥が深いなぁ』としみじみ感慨にふけった」と証言している。

中には「もののけ姫は人間の文明が発展するとどうなるかを描いたものだけれど、見ていて恐ろしくなる。人間の醜さ、傲慢さ、エゴ、そんなものの皺寄せが全て自然へと向かう様は本当に怖い。それでもこの作品が好きな理由は、最終的に接し方次第で人間も自然と共に生きていけるかも、という希望が見えるから」と作品を分析する視聴者も見受けられた。

映画『もののけ姫』が公開されて約17年の間に、日本では東日本大震災とそれに伴う原発事故に原発問題。直近では集団的自衛権の行使容認など情勢も変化している。今回、8回目のテレビ放送で見た『もののけ姫』からはメッセージを受け取る際にイメージする対象も変化しているように感じられた。これから時代が変化しても愛され続ける作品なのだ。

※画像は『松井玲奈 renamatui27 Instagram』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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