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【海外発!Breaking News】約30年前に凍結された胚から双子が誕生 世界最長の保存期間を更新(米)

TechinsightJapan / 2022年11月25日 22時3分

【海外発!Breaking News】約30年前に凍結された胚から双子が誕生 世界最長の保存期間を更新(米)

10月31日、アメリカで約30年前に凍結された胚から双子の赤ちゃんが誕生した。このほど胚の養子縁組(Embryo Adoption)により双子を授かった夫妻が使ったのは1992年に凍結された胚で、2020年に27年間凍結された胚から誕生した女児の記録を更新したという。『CNN』『Good Morning America』などが伝えている。

米オレゴン州ポートランドで暮らすレイチェル・リッジウェイさん(Rachel Ridgeway、34)は10月31日、双子のリディアちゃん(Lydia)とティモシー君(Timothy)を出産した。

双子は約30年前に凍結された胚から誕生しており、テネシー州ノックスビルの非営利団体「全米胚提供センター(National Embryo Donation Center、以下NEDC)」によると、これまでで最も長く凍結された胚から誕生した可能性が高いとのことだ。

ちなみにこれまでの世界最長記録は、2020年10月26日に27年間凍結された胚から誕生したモーリー・エヴァレットちゃん(Molly Everette)だった。

レイチェルさんと夫のフィリップさん(Philip、35)の間には8歳、6歳、3歳、そしてもうすぐ2歳になる4人の子供がいるが、家族がさらに増えることを願っていた夫妻は2020年に胚の養子縁組(Embryo Adoption)を検討し始めたという。

フィリップさんはその経緯についてこのように明かしている。

「私たち夫婦には子供が何人欲しいというような決まりはありませんでした。通常の養子縁組は考えたことはありませんが、胚の養子縁組について聞いた時にはぜひやってみたいと思ったのです。なぜなら凍結胚はすべて人間であり、神の意思を受け継いだ存在だからです。彼らは父親と母親を必要としています。そして私たちはそのニーズに応えることができると思ったのです。」

また一方のレイチェルさんは、こう語っている。

「その時すでに3人の子供を出産していましたが、妊娠中は何の問題もなかったので、胚の養子縁組を行うことは素晴らしいことだと思いました。しかしそのプロセスを開始した後に妊娠していることが判明し、2020年12月に娘のミリアム(Miriam、1)を出産しました。その後、胚の養子縁組を行うにあたって私たちは他の夫婦が選ばないような胚を見つけたいと思い、家族を必要としているにもかかわらず長い間移植を見送られている胚を探していました。提供者の身長や体重などの基本情報は知っていましたが、それを基準に選んでいたわけではありません。私たちはただ一番長く待っていた胚を受け入れたかっただけで、記録を更新しようと思っていたわけではないのです。」

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