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【海外発!Breaking News】暑い車内に放置されたフレンチブルドッグが死亡 ペットシッターの女に有罪判決下る(英)

TechinsightJapan / 2023年2月15日 10時0分

【海外発!Breaking News】暑い車内に放置されたフレンチブルドッグが死亡 ペットシッターの女に有罪判決下る(英)

イギリスでペットシッター業を営む女が2021年9月、2頭のフレンチブルドッグを車内に放置し死亡させた。当日の最高気温は22度だったにもかかわらず、犬たちは窓が閉まった状態の車内に長時間放置されていたという。今月6日に行われた裁判で女に懲役16週間、執行猶予2年の判決が下されたことを英ニュースメディア『WalesOnline』などが伝えている。

英ウェールズで暮らすステフ・ペンドルトンさん(Steph Pendleton、62)は2021年9月、旅行中に愛犬のフレンチブルドッグ“ライラ(Lila)”と“ファブ(Phab)”を亡くした。

当時、愛犬たちをブリジェンドにあるペットシッターサービス「Pet Patrol Club」に預けていたステフさんは、事故の経緯についてこのように振り返っている。

「9月3日から5日までウェールズ西部にボート遊びに出かける予定でしたが、犬たちが水辺で快適に過ごせるかどうか心配でした。それでFacebookに『Pet Patrol Club』を見つけて連絡を取ったんです。これまで愛犬たちを誰かに預けたことがなかったので、旅行の前の週に経営者のジャニン・マロニー(Janine Maloney、49)に挨拶して、犬たちが不安にならないようしっかりと準備しました。」

「ジャニンは旅行中も犬たちの写真を送ってきてくれたので安心していました。なのに旅行から戻るとライラとファブが亡くなったと告げられたんです。その日、彼女は昼間の暑い時間帯に犬たちを車の中に置き去りにしたと…そのせいで亡くなってしまったと言ったのです。」

今年2月6日にカーディフ治安判事裁判所で行われた裁判で、RSPCA(英国王立動物虐待防止協会)の副主任検査官であるジェマ・ブラック氏(Gemma Black)は当時の様子についてこのように明かした。

「2021年9月5日、旅行から戻ったステフさんはジャニンから愛犬たちが亡くなったことを告げられました。その日の気温は16度から22度でしたが、犬たちは車内に置き去りにされていたのです。検死の結果、体内に多数の出血部分があることから、2頭は熱中症と熱ストレス(体が生理的障害なしに耐えられる限度を上回る暑さ)によって死亡したことが明らかになりました。また2頭ともフレンチブルドッグで、鼻が短い犬種に起きやすい短頭種閉塞性気道症候群(BOAS)も発症していました。どちらも肥満気味だったため熱ストレスに弱かったと思われます。獣医からの検証書類には、犬たちは水も飲めず、エアコンもなく窓が閉まったままの車内に放置されていたことが記されています。体温調整ができず、BOASにより呼吸困難に陥り苦しんだに違いありません。」

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