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ラオスハンディークラフト・ブランディング認証制度を開始(ラオス)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年3月25日 0時25分

ラオス商工省は3月19日、質の高いラオスの工芸品を示す認証制度「ラオスハンディークラフト・ブランディング」の開始式典を行った。同制度は2024年1月31日付の「ラオスハンディークラフト・ブランディングに関する商工大臣合意(No.0144/MOIC)」で定めた新しい認証制度で、ラオスや周辺国で土地や水の神の象徴としてあがめられるナーガ(竜)を認証マークのモチーフとした。同制度は、ラオスで生産される質の高い工芸品のブランド価値を高め、国内外のマーケットで販売拡大を目的としたものだ。

同大臣合意第6条では、対象とするハンディークラフトを次の7分野とした。

1. 伝統的技術(機織り、染色、養蚕、刺しゅう)により作られた布、それらを使った製品など
2. 木材・ラタン・竹:木工彫刻、家具、カラトリー、灯籠、籠など
3. 伝統的な紙:コウゾによる製品
4. 金属・非金属芸術品:鋳物や彫刻物など
5. 陶器:花瓶やつぼなど
6. 装飾品:貴金属の装飾品など
7. 伝統的な食品・飲料:肉、魚、伝統的なアルコール製品など

第7条では、認証の条件として次の6項目を挙げた。

1. 国家の文化慣習に由来していること、地方独特なデザイン、形状、特徴があること
2. 伝統的な様式と現在の様式のコラボレーション、地域の知識に基づく製品デザインであること
3. 安全で、基準を満たし、環境にやさしい生産工程であること
4. ラオスで制作された工芸品であること
5. 国内原料を60%以上使用していること
6. 継続的に生産される工芸品で、国内外の需要に対応できること

2023年にラオスのナーガ文様の織物伝統工芸は、ユネスコの無形文化遺産に登録されている。

写真 認証制度について説明するマノトーン・ボングサイ商工省副大臣、右は認証マーク(ジェトロ撮影)

認証制度について説明するマノトーン・ボングサイ商工省副大臣、右は認証マーク(ジェトロ撮影)

(山田健一郎)

(ラオス)

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