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富山県、アンドラ・プラデシュ州と交流協定を更新(インド、富山)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年12月24日 14時20分

富山県は12月21日、インド南部のアンドラ・プラデシュ(AP)州政府と、交流・協力に関する覚書を更新して再締結した。両者は2015年12月に経済、文化、医薬品産業などの分野の交流覚書を締結していた(2016年11月28日記事参照)が、新型コロナウイルス感染症による海外渡航の制限や、その後の両者を巡る経済環境の変化などを踏まえ、覚書を再締結し、相互交流をさらに一歩先に進めることに合意した。

新たな覚書は、これまでの(1)経済、(2)文化、(3)人的学術交流に、(4)デジタル分野の人材交流を加えたことが特徴だ。

署名式はAP州ビジャヤワダ近郊のAP州産業インフラ公社(APIIC)で実施され、富山県の新田八朗知事が署名し、富山県議会の山本徹議長が立ち会った。AP州はこの場で、大学間の教員や学生の交流強化、日本語学科運営に対する協力を提案した。このうち大学交流では、署名式に参加した富山県立大学の山本修理事長が同大学からアンドラ大学首脳に宛てた親書を携行した。既に県立大学関係者がアンドラ大学を訪問しており、今後、連携協定締結に向けて、取り組む意向を明らかにした。

新田知事は協定締結に当たり、AP州政府に富山のダイナミックな自然景観を紹介し、水産物や農産物など食の魅力について言及して、AP州政府要人の富山訪問を働きかけた。また、署名に立ち会った山本議長は、富山とAP州が強固な信頼関係を構築するために、県議会としても応援する意向を表明した。

写真 署名式に出席した新田知事(前列左端)など関係者(ジェトロ撮影)

署名式に出席した新田知事(前列左端)など関係者(ジェトロ撮影)

(白石薫)

(インド、富山)

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