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富山県、タミル・ナドゥ州でビジネスフォーラム開催(インド、富山)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年12月24日 10時15分

富山県は12月20日、インド南部タミル・ナドゥ(TN)州チェンナイで、「富山県-インドビジネスフォーラム」(共催:ジェトロ)を開催した。経済成長著しいインドの成長を取り込むことを目的に、富山県が12月19~24日に派遣しているインド経済訪問団(団長:新田八朗知事)の活動の一環として行った。

ビジネスフォーラムには、インド企業とのビジネスを希望する富山県内企業5社が参加し、プレゼンテーションを行った(注)。あいさつした新田知事は「機械産業や医薬品産業が集積する富山には、高品質を生み出す企業が多く、富山の産業力を強調したい。この機会を使って、富山の企業に注目してほしい」とPRした。T・R・Bラジャア・TN州工業相は「日本とTN州は文化的に共通点も多く、連携の可能性も大きい。このフォーラムをぜひ良いビジネスにつなげてほしい」と呼びかけた。

写真 ビジネスフォーラムであいさつする新田知事(左)とラジャア州工業相(ジェトロ撮影)

ビジネスフォーラムであいさつする新田知事(左)とラジャア州工業相(ジェトロ撮影)

各社プレゼン後の交流会では、出席したインド企業と熱心な商談が行われた。参加した日本企業の担当者の1人は、予想以上に関心が高かったと手応えを示した上で、「これをきっかけに、インドビジネスを拡大できればいい」と語り、今後の展開に期待を述べた。

インドの参加者の1人は、インドでの日本企業のビジネスの課題はコミュニケーションと述べ、「良いインド企業と提携し、営業面をインド企業、品質管理・アフターサービスを日本企業が担えば、ビジネスチャンスは拡大する」との見解を示し、日本側参加者と熱心に交流していた。

成長著しいインドには日本企業も注目しているが、中国やASEANと比較して、日・インド間の物理的な距離が遠いことなどもあり、交流する機会はこれまで少なかった。日本とのビジネスに詳しいインド人商社の担当者は「地方自治体が商談の機会を提供することで、地域の企業にビジネス参入のきっかけを提供することは、対インドビジネス拡大に効果が高い」と、自治体の役割の重要性を強調した。

写真 ビジネスフォーラムの様子(ジェトロ撮影)

ビジネスフォーラムの様子(ジェトロ撮影)

(注)参加企業はスギノマシンキタムラ機械立山マシン北陸精機石橋

(白石薫)

(インド、富山)

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