ラジャスタン州投資サミット、州都ジャイプールで開催(インド、日本)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年12月20日 0時15分
インド西部ラジャスタン州の州都ジャイプールで12月9~11日、ラジャスタン州投資サミット「ライジング・ラジャスタン2024」が開催された。
開会式には、小野啓一駐インド日本大使を含む32カ国の代表団をはじめ、約5,000人が出席し、ナレンドラ・モディ首相やラジャスタン州のバジャンラル・シャルマ州首相、インド有力企業グループのベダンタ、アダニ、マヒンドラなどの幹部が登壇した。モディ首相は開会式のスピーチで、ラジャスタン州は整備された物流インフラや、多くの工業団地が所在することや、豊富な天然資源と若年層が厚いといった観点から、魅力あふれる投資候補先だと強調した。また、同州が工業製品、繊維、宝飾、農産品などの分野で、インド政府の進める「メーク・イン・インディア」に大きく貢献していると述べた。
投資サミットでは、「Replete, Responsible, Ready(充実した投資インフラ、責任ある対応、十分な受け入れ準備)」がテーマとして掲げられ、「持続可能な資金供給体制」「水資源の確保」「農業ビジネス革新」など、投資先としての魅力を高める取り組みが部門別セッションで発表された。
日本はパートナーカントリーとして参加し、ジャパンパビリオンにはエレクトロニクス、再生可能エネルギー、水資源、日用品、医薬品、乳製品関連の日系企業7社が出展した。モディ首相やシャルマ州首相が小野大使とともに同パビリオンを訪問し、出展企業からインドでの事業展開などの説明を受けた。
ジャパンセッションでは、「Versatility of Industries – manufacturing and beyond(産業の多様化―製造業を越えて)」をテーマに、再生可能エネルギーやエレクトロニクス関連企業の担当者が登壇し、インドでの事業戦略を説明した。
ラジャスタン州には日系企業が181拠点を構え(2023年インド進出日系企業リスト参照)、特に同州のニムラナ工業団地には約50社の日系企業が進出し、インド最大の日系企業集積地となっている。同州政府は今回の投資サミットを契機に、一層の日系企業誘致に取り組む計画だ。
開会式であいさつするモディ首相(ジェトロ撮影)
ジャパンパビリオン(ジェトロ撮影)
(波多野知行)
(インド、日本)
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