長安汽車とセレスが2024年販売台数を発表、セレスのNEVは急拡大（中国）

中国・重慶市に本社を構える大手自動車メーカー、長安汽車の1月4日の発表によると、2024年の同社の販売台数は前年比5.1％増の268万3,798台、生産台数は1.6％増の262万5,658台だった。自社ブランドの自動車販売台数は222万6,489台、そのうち乗用車の販売台数は166万8,284台、国外市場での販売台数は53万6,196台だった。また、新エネルギー車（NEV）の販売台数は73万4,615台だった。

長安汽車は今後の目標として、2025年までに販売台数を300万台、うちNEVを100万台、国外市場での販売台数を100万台としている。さらに2030年までの目標として、販売台数を500万台、うちNEVを350万台としており、海外展開やサプライチェーンの強化を進める方針を示している。

同じく重慶市に本社を置く賽力斯集団（セレス）は1月1日、2024年の販売台数が前年比96.9％増の49万7,008台、うちNEVは2.8倍の42万6,885台と大幅に拡大したと発表した。生産台数も93.9％増の49万6,431台（うちNEVは2.7倍の42万9,459台）で好調を維持した。一方、2024年12月単月の販売・生産台数はそれぞれ前月比で22.6％減、26.7％減となった。中国現地メディアの上遊新聞によると、セレスの張興海董事長は1月2日、3年以内にNEVの販売台数を100万台とする目標を掲げており、2025年までに国外市場での販売台数の倍増を目指す方針も示した（「上遊新聞」1月3日）。

（王植一）

（中国）