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イラン大統領選決選投票、改革派のペゼシュキヤーン氏が当選(イラン)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年7月8日 13時0分

イランでは、519日にヘリコプター事故で死亡した故イブラーヒーム・ライーシー大統領(2024年5月21日記事参照)の後任を決める第14期イラン大統領選挙の決選投票が75日、改革派のペゼシュキヤーン候補と保守派のジャリーリー候補との間で行われた。628日の投票では、どの候補も全投票数の過半数を獲得できなかったため、今回、得票数上位2候補による決選投票が行われた(2024年7月2日記事参照)。

イラン内務省が76日に発表した決選投票の結果は次のとおり。

【当選】マースード・ペゼシュキヤーン候補:1,6384,403
サイード・ジャリーリー候補:1,3538,179
総投票数:3,053157
投票率:49.8

当選したペゼシュキヤーン氏(69歳)は国会で5期にわたって議員を務め、第10期議会の副議長、モハンマド・ハタミ大統領政権下では2001年から2005年までの4年間、保健相を務めた経験がある〔7月6日付イスラーム共和国通信(IRNA〕。

ペゼシュキヤーン氏は当選発表後、全ての関係者や候補者に感謝するとし、「われわれは大きな試練に直面しているが、私はイラン国民の奉仕者であり、今後、議会との理解と協力を通じて、緊張の解消を図っていきたいと考えている」と述べた(7月6日付IRNA)。

また、アリー・ハーメネイー最高指導者は新大統領にライーシー前大統領の路線継続を求めると同時に、候補者らを含めた関係者に選挙が実施されたことについて謝意を伝えた(7月7日付IRNA)。

(鈴木隆之、マティン・バリネジャド)

(イラン)

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