2024年の二輪車生産台数、前年比1.9％減の約243万台（タイ）

ジェトロ・ビジネス短信 / 2025年1月31日 0時20分

タイ工業連盟（FTI）は1月28日、2024年12月の二輪車生産台数が前年同月比0.7％増の20万2,614台だったと発表した（添付資料表参照）。部門別では、完成車が6.6％減の15万3,702台、現地組み立て車（CKD）が33.6％増の4万8,912台だった。2024年1～12月の生産台数累計は前年比1.9％減の242万6,367台、部門別では、完成車が11.0％減の188万7,208台、CKDが53.1％増の53万9,159台だった。

12月の国内販売台数は前年同月比5.7％減の12万4,793台、1～12月累計では前年比9.4％減の168万3,239台となった。また、12月の完成車（CKDを含む）輸出台数は前年同月比6.0％増の8万1,175台、輸出額は7.0％減の約54億バーツ（約248億円、1バーツ=約4.6円）だった。完成車やエンジン、部品、スペアパーツを含む輸出額は、6.6％減の約57億バーツとなった。

さらに、完成車（CKDを含む）の1～12月累計の輸出台数は前年比14.1％増の93万8,762台、輸出額は6.7％減の約640億バーツとなった。1～12月累計の完成車やエンジン、部品、スペアパーツを含む輸出額は6.7％減の約685億バーツだった。

なお、FTIでは2024年実績を踏まえ、2025年の二輪完成車の生産台数目標を前年比11.3％増の210万台と設定した。内訳は、国内向けが170万台、輸出向けが40万台となっている。

（高谷浩一、チャナットパット・スクマ）

（タイ）