ジェトロが「HOTELEX SHENZHEN 2024」にジャパンブース出展（中国）

中国広東省深セン市の深セン国際会展中心で12月12～14日、中国最大規模のホテル・レストラン関連の見本市「深セン国際ホテル・飲食業博覧会（HOTELEX SHENZHEN 2024）」が開催された。この展示会は30年以上の歴史があり、中国国内でのホテル・飲食業界では代表的なイベントで、毎年、深セン市、上海市、広州市、成都市で開催されている。今回の展示面積は約30万平方メートルで、3,000社以上が出展し、会期中に延べ約20万人が来場した。

ジェトロは展示会にジャパンブースを設置し、中国華南地域の専門バイヤー向けに、日本企業の商品をPRした。美容・化粧品や、アパレル・ファッション雑貨、高級キッチン用品、タオル、ギフト用品、日本酒、焼酎、果実酒、調味料、食品などを取り扱う日本企業32社（現地代理店を含む）が出品し、3日間にわたってバイヤーへの商品説明や商談が熱心に行われた。来場したバイヤーからは、「China Japan Street事業（CJS、日本商務館）をはじめて知った。今後はオンライン商談も活用したい」といったコメントがあった。

参加企業からは、「一般消費者向けの啓発活動となり、ブランドの知名度向上につながった」「総合展示会のため、専門バイヤーは期待ほど多くなかったが、有力バイヤーと出会えた」「注文が取れたのに加え、どのような年齢層に好まれるかなど、顧客の反応を知る機会となった」「深センの市場状態を把握でき、有望な取引見込み先と出会うことができた」などの声が上がった。

来場者でにぎわうジャパンブース（ジェトロ撮影）

ジェトロは今後も、広州市と深セン市という2つの一線都市を抱える華南地域で、日本産食品・酒類をはじめとする日本の高品質な製品の市場拡大に向けた取り組みを継続していく予定だ。

（高文寧）

（中国）