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2024年の失業率が過去最低水準に(ブラジル)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2025年2月3日 13時15分

ブラジル地理統計院(IBGE)は1月31日、2024年の平均失業率が6.6%となり、前年の7.8%から1.2ポイント低下して、失業者数が約740万人となったと発表した。2012年に現在の手法で統計を取り始めて以降、過去最低の水準となった。2024年第4四半期(10~12月)の失業率は6.2%で、前期比で0.2ポイントの低下、前年同期比では1.2ポイント低下した。この水準は四半期ベースでも過去最低であり、年間を通じた改善傾向を裏付ける結果となった。

平均の就業者数は1億330万人と過去最高を記録し、2023年より2.6%増加した。特に、民間部門の雇用が伸びており、正規雇用・非正規雇用ともに増加した。一方、家事労働者数は減少傾向にある。

雇用形態別にみると、2024年の民間セクターの労働手帳を有する正規雇用数は3,870万人(前年比2.7%増)で、過去最多だった。国内の非正規雇用数も、前年の3,944万人から4,027万人に増加(2.1%増)した。

経済活動分野別でみると、「運輸・倉庫・郵便」の雇用者数が前年比で7.8%増加、「建築」が5.5%増加、「商業・自動車修理」が3.9%増加、「行政、防衛、社会保障、教育、保健、社会サービス」が2.9%増加した。一方、「農畜産業・林業・水産業」(3.2%減)や「家事代行サービス」(1.4%減)の雇用者数が前年より減少した。

IBGEのアドリアナ・ベリングイ家計調査コーディネーターは、「(就業者数の)2023年および2024年の顕著な増加は、新型コロナ感染拡大後の雇用回復基調が依然として継続していることを示しており、記録達成のベースにある」と述べている。

本調査は、ブラジル全土の3,500の自治体で21万1,000世帯を対象に実施し、3カ月ごとのデータをまとめて公開している。

(エルナニ・オダ)

(ブラジル)

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